“平成で最も長く売れているCD”とは? ロングヒット作の共通点を考察
以前、当サイトのコラム(DJ和、最新ミックス『ラブとポップ』ヒットの要因は? “2000年代Jポップ”に感じる音楽的な多様さ)でも指摘されていたように、『ラブとポップ』の収録曲はひとくちに“J-POP”と言っても、サスケ「青いベンチ」、キンモクセイ「二人のアカボシ」といった曲に加え、RIP SLYME「One」やnobodyknows+「ココロオドル」などのヒップホップからCrystal Kay「恋におちたら」などのR&B調、ASIAN KUNG-FU GENERATION「君という花」、サンボマスター「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」といったロックまで、音楽性は幅広い。それゆえ1枚を通して飽きずに聴くことができ、より広いリスナーに届けられる可能性を秘めているのではないだろうか。
ブレイクのきっかけとなった、DJ和による海老名SAでの実演販売イベントやポップアップショップでも“新たなる海老名SA名物”として売れ続けている本CD、今後も58週、59週……と史上最大ロングヒット記録を伸ばしていきそうだ。
(文=村上夏菜)