木村拓哉は何事にも妥協を許さないーー“人生初”のTシャツ作りから見えた、自分に厳しい姿勢
Tシャツ作りを通して見えてきたのは、何事に対しても一切の妥協を許さない木村の姿だった。木村は子どもの頃から特に父親に厳しく育てられてきたことを、雑誌のインタビューなどで明かしてきた。そうした生い立ちもさることながら、どんなことにも真剣に向き合う、妥協をしない、自分に厳しい姿勢というものが伝わってきた。Tシャツ作りですらこの調子。改めて、木村が俳優としてトップスターとして君臨し続けていることに納得がいく。
最後に、サーフボードのカラーを3色展開しようと提案し、「かわいくないっすか」とこぼす姿からは、早くもTシャツに愛着が湧いていることが伝わった。改めてTシャツを見た木村は「すげー!できた!」「良き!良き!」と喜んだ。それを見ていたデザイナーが「めっちゃいいですね!」と言うと、「いや、(あなたが)デザインしてくれたから」と感謝を伝えた木村。さらにデザイナーが「欲しいです」と漏らすと、「じゃあ、あげるよ」と近寄ってプレゼント。「一号、ぜひ着てください」と、気前の良さを見せる。そんな咄嗟の行動にも優しさとかっこよさが滲んでいた。
■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。