Hey! Say! JUMPの新たなチャレンジ 岡本圭人らがラジオで語った想いの丈から感じたこと

「個人的なアレなんですけど、9月からアメリカの演劇学校に留学するため、僕がこの『うるじゃん』を担当するのは、今週と来週で一旦お休みになってしまいます。その分、想いの丈をしゃべるので、ぜひ最後まで聞いてください」

 9月の米国留学まで、あとわずかとなったHey! Say! JUMPの岡本圭人が、ラジオ『Hey! Say! 7 UltraJUMP』(文化放送)8月23日放送回に出演。岡本は「この番組もね、気づいたら10年やってるのかと思うとね……いろいろ感慨深いっていうか……いやー、楽しかったですね」と、終始明るい口調で番組を進めながらも、何度か声を詰まらせて涙を堪えているように聞こえた。

 グループとしてダンスをより積極的に見せていこうという転機を迎えたライブが、今も大切な思い出として心に残っている、というファンのメールを「ありがたい」と慈しむように読み上げる岡本。留学後も番組に届いたお便りを「自分のメールアドレスに転送してほしい」と少し震える声で話す様子に、彼にとってHey! Say! JUMPという居場所が、どれほど大切なものなのかが伺えた。

 「Hey! Say! JUMPが好きだから、もっと力になりたい」。レギュラー番組『いただきハイジャンプ』(フジテレビ系)7月28日放送回で、そう語ったときの岡本も、うっすらと瞳に光るものがあった。9人でキャンプファイヤーを囲み、後輩たちの若い力に焦りを感じること、偉大な先輩たちの軌跡に「まだまだ、だ」と痛感すること……など赤裸々に語り合う。

 Hey! Say! JUMPは、その人数を活かして揃ったダンスが強み。それが定着してきた今、一人が抜けるという決断が、メンバーにとってもどれほど勇気のいることだったか。「俺らのせいでもあると思うから、行かせたね。圭人ひとりの自分勝手じゃなくて、Hey! Say! JUMPの自分勝手」という山田涼介の言葉に、その覚悟がにじみ出る。Hey! Say! JUMPは、仲がいいグループとして有名だ。だが、「ただの仲良しこよしでやっていける世界ではないから」と山田は言い切った。誰よりも岡本の成長を信じてやまないからこその、厳しい叱咤激励だ。「楽しみ。圭人が強くなって帰ってくるのが」という中島裕翔の言葉は、メンバーもそしてファンも同じ思いだろう。

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