欅坂46×けやき坂46“越境コンビ”の魅力 「自撮りTV」平手×柿崎、W渡邉、織田×河田に注目

平手友梨奈×柿崎芽実

 そして今回最も話題となっているのが「平手友梨奈×柿崎芽実」。欅ファンなら誰もが知る、欅坂46初期から公私ともに仲の良かった2人。同い年で、平手が漢字の中で最年少だったように、柿崎もひらがな1期の中では最年少。ひらがな初期では長濱ねるとWセンターを務めることも多く、グループに対する思いや考え方も似ていたのかも知れない。

 そんな2人が、新江ノ島水族館でデートをする姿が収められている。常に平手の腕に抱きつき、嬉しそうにしている柿崎と、カワウソを見て「可愛い」とはしゃぐ柿崎を離れた場所から眺める平手。かと思えば平手は「あ! サメだ!」と少年のように走り出し、クラゲゾーンを見つけるとクラゲ好きな柿崎に「行ってきな!」と背中を押す。巨大水槽の前で、後ろから抱きつく柿崎に「近いべ」と言う平手の姿は、まさにカップル状態で実に微笑ましい。

 また浜辺で夕陽をバックに青春っぽく水切りに挑戦したり、お店に入り平手が「こんなとこにずっと住んでたら幸せだよね。でも最近思うんだ、この空間が良いなって思うってことは今までの空間がないとそうは思わないじゃん。多分ずっとここにいたら思えないじゃんって思う、最近」と呟いたりと、普段あまり見ることがない素顔の一面が伺える。別グループで共に戦ってきた2人だからこそ、リラックスした姿が引き出されたのではないだろうか。またどこを切り取っても映画のワンシーンのようで、彼女たちの人生そのものが一つの物語だということを実感する。無邪気に笑い、最後に「めっちゃ笑った、疲れた」と言う平手の言葉を聞けただけでも、どこか嬉しくなった。

欅坂46 平手友梨奈×柿崎芽実 <自撮りTV>

 ほかにも、グループ結成前から関係がある「今泉佑唯×齊藤京子」や、キャプテン同士である「菅井友香×佐々木久美」の高尾登山などすべて見逃せない。メンバー増員でこれからさらに複雑な関係になることが予想されるからこそ、2つのグループを繋ぐ越境コンビは今後重要になってくるはずだ。

(文=本 手)

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