3rdシングル『花火と漫画とチョコと雨』インタビュー

はちみつロケット×松本花奈監督が語る、「花火と漫画とチョコと雨」MV制作秘話

 はちみつロケットが、8月8日に3rdシングル『花火と漫画とチョコと雨』をリリースした。今回、“何か理由がないと好きな人に会えない”夏休みのもどかしい乙女心を歌ったキュートなナンバーのMVを監督したのが、現役女子大生にして多数の作品を手がける注目の映画監督・松本花奈。はちみつロケットの7人のメンバーが出演し、まばゆい青春の一コマが詰め込まれた本作の映像はどのようにして作られたのか? 雨宮かのん、公野舞華、播磨怜奈と松本監督に話を聞いた。(編集部)

はちみつロケット「花火と漫画とチョコと雨」MV Full Ver.(3rdシングル)

サビの印象的なフレーズから膨らんだ映像のテーマ

左からはちみつロケット(播磨怜奈、公野舞華、雨宮かのん)、松本花奈

ーーリアルサウンド初登場ということで、まずは自己紹介からお願いできますか?

雨宮:はい。太陽がスポットライト、はちみつロケットのリーダー、雨宮かのんです!

播磨:高校二年生、16歳、播磨怜奈です! 立ち位置は端のほうですけど、今日も目立ちます!

公野:はちロケのアイドル、高校二年生、16歳、公野舞華です。アイドル担当です!

ーー元気が良いですね(笑)。そして今日は、もうひと方、はちロケの3rdシングル曲「花火と漫画とチョコと雨」のミュージックビデオを監督された松本花奈監督にも来ていただきました。監督は、今、20歳でしたか?

松本:はい、20歳です。

ーーこの場にいる誰よりも、メンバーと近い年齢ですね。

松本:そうですね(笑)。

ーーにもかかわらず、HKT48の「キスは待つしかないのでしょうか?」をはじめ、すでに数々のMVを監督されていて。

松本:もともと音楽がとても好きなんですよね。最初は映画を作るところから入ったんですけど、映画を作るときも、音楽と融合したものを意識していて……それこそ、『君の名は。』のようなものを作りたいと思っていたので、MVを撮るのは、すごい好きなんです。

ーーなるほど。そんな松本さんがMV監督をした「花火と漫画とチョコと雨」ですが……まずは、すごく変わったタイトルの曲になりましたね。

播磨:最初に曲名を聞いたときは、私たちもちょっとビックリしました(笑)。

公野:結構長いので、ちょっと覚えにくいかも……。

ーー何か通称みたいなのものはあるんですか?

播磨:あ、略して“ハマチョ”です(笑)。“ハマチョ”って可愛くないですか?

雨宮:いや、それは播磨しか言ってないから。浸透させたくないので、書かないでください(笑)。

公野:(笑)。私たちは、普通に“花火”って呼んでいます。

 

ーー(笑)。ダンサブルな楽曲でありつつ一抹のせつなさも漂うような、すごく夏休みっぽい感じの曲になりましたね。

雨宮:そうですね。さらに、今回の曲は歌詞のテーマが恋愛で。私たちは今までそんなに恋愛ソングを歌ってこなかったから、どう歌ったら可愛く歌えるんだろうみたいなことは、今回結構考えましたね。

ーー何かポイントみたいなものがあるんですか?

雨宮:ポイント……。

播磨:やっぱり、最初の〈バカ〉じゃない?

雨宮:ああ……私の歌い出しが〈やめて!降らないでよバカ…〉っていう歌詞なんですけど、「そこは、もうちょっと大人っぽく」とアドバイスをいただいたりしながら、結構苦労して何回も録り直しました。

播磨:あと、今回の歌詞は台詞調のところが多くて、ストーリー性があるんですよね。だから、歌っている私たちもそうだし、聴いてくれる人たちも、その曲の中に入り込んでいるような感じをすごい出したいなって思っていて。この曲を歌っている私に、誰かちょっと恋してくれないかなって思いながら、いつも歌っています(笑)。

公野:そう、歌詞を見ていると、この曲の主人公の子が強がっているのがわかるんです。ある男の子のことを思っていて強がっているんだけど、振り向いて欲しいから頑張るみたいな。そういう健気な感じがあって、私は好きですね。自分たちで歌いながら、一緒になってこの子を応援しているような感じがあります。

ーーその曲のMVを撮ることになって、監督の場合、いつもどういったところから、アイデアを練っていくんですか? メンバーのキャラクター? それとも歌詞や曲調から?

播磨:それ気になる!

公野:どうなんですか?

松本:今回の場合は、歌詞の中のサビのフレーズに、〈会いたいけど/何か理由がなくちゃ/会えない恋がもどかしい〉という部分があって。このフレーズが、すごい印象的だったんですよね。それこそ学生時代、夏休みに入ると「学校がないと、こんなにもみんなに会えないもんなんだな」と思った記憶があって。そういったことを今回表現できたらなっていうふうに思いながら構成を考えていきました。

ーー確かに、学生の頃の夏休みって、普段当たり前のように会っていた人と、なかなか会えなかったりしますよね。

公野:そうですよね。小学校の頃とか、夏休みって、めっちゃヒマでしたもん。

松本:最初だけ盛り上がるけど……。

公野:そう! 夏休みが始まるときは喜ぶんだけど、いざ始まったら、めっちゃヒマっていう(笑)。

ーーひと口に“夏ソング”と言っても、ちょっと面白い視点の歌詞になっていますよね。いしわたり淳治さんならではの視点の歌詞というか。

松本:夏休みそのものを歌っているというよりも、夏休みのあいだ、どうやったらその人と会えるかを考えている感じの歌になっていますよね。

ーーそこから、メンバーのキャラクターを加味して、構成を練っていった感じなんですか?

松本:私、もともと、はちロケのことは、この仕事が来る前から知っていて。

雨宮:ホントですか? 嬉しい!

松本:これまでのMVも全部観ていて、結構大人っぽい感じなのかなって、勝手な印象を抱いていたんですけど、撮影の初日に実際お会いしたら、手書きのサイン入りのCDをくれたり、みんなめちゃくちゃ元気が良くて(笑)。エネルギーがすごいなって思ったんですよね。あと、メンバー同士が、すごい仲が良くて。

公野:他のアイドルさんが、どれぐらいの感じなのかわからないので、ちょっと何とも言えないですけど(笑)。

雨宮:もう何か、仲が良いのかどうか、よくわからない感じですけどね。すぐにケンカとかするし……。

松本:その感じが、姉妹というか、ちょっと家族っぽいなって思って(笑)。

雨宮:確かに、もはや家族みたいなところはあるかもしれないです。全然気を遣わないで、みんな勝手なことをしゃべってるし(笑)。

ーーメイキングの映像やオフショットを観ても、そんな感じがしますよね。ちょっと大家族のような感じがあるというか。

雨宮:ホントですか? でも、みんな勝手にしゃべりだすので、最初の頃はカブらないようにするのが、結構大変だったんですよね。

播磨:そう、みんないっぺんにしゃべり出しちゃうから(笑)。

松本:最初から、今みたいに仲良しだったの?

播磨:今年で4年目になるんですけど、最初は全然でしたね。こう見えて、実はみんな人見知りなので(笑)。

公野:そう、みんな最初は猫かぶっていて(笑)。

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