ジュノン・スーパーボーイ・アナザーズ『Road to Union』インタビュー

ジュノン・スーパーボーイ・アナザーズに聞く、“同時デビュー”までの道のりとグループへの思い

若菜「“JBアナザーズ”というグループとして有名になっていきたい」

若菜元貴

――仲がいいですね。みなさん、お互いの家に遊びに行くことはあるんですか?

大岡:元貴くん家には行ったことがあります。

若菜:ここにいる全員は、家に来たことあるな。

河野:「来ていいよ」って言ってくれるから。でも、本当にペンギンハウスでした。玄関から、マットもペンギンで。フィギュアとかもあって。

杉山:保湿ティッシュのパッケージまで、ペンギンでした。

――気の許せる仲間でありながら、負けたくないライバルという絶妙な関係性なんですね。

若菜:そうですね。CDデビューをかけて、シニアとユースが全国ツアーで対決している時期は仲が悪かったわけじゃないんですけど、「ユースには負けない」という思いがシニアのなかにはありましたね。今日はシニア俺ひとりしかいないですけど、全員揃ったら絶対負けないです! それは言い切れます!

大岡:ユースは年齢も若いから元気あり余ってますし、グループLINEでよく連絡を取っていて、団結力では負けないですよ!

――シニアやカデットにも、グループLINEがあるんですか?

若菜:あります。でも、シニアは全員ハタチを超えているので、連絡よりもイベント終わりに、みんなでごはんに行くことのほうが多いです。お酒が入ると、より腹を割って話せる感じもありますし。

河野:たぶんグループLINEがいちばん動いてるのはカデットじゃない? 「ここに行ったよ」とか「こんな写真撮れたよ」とか、Twitterみたいにすぐに共有してるもん! 基本、僕が始めちゃうんだけど(笑)。

――これまでシニアとユースが『Road to Union』のCDデビューをめぐって切磋琢磨してきましたが、同時デビューということで最終的にはその努力が報われる形になりました。

中島拓人、河野晴日

若菜:もちろん、シニアがその夢を掴むんだって思いながら走ってきました。でも、7月23日(※Zepp 名古屋での『JBアナザーズ CD DEBUT LIVE BATTLE“LAST DAY”』)にシニアとユースで初めて「Road to Union」を披露したとき、グッと来るものがありました……というか、泣きました(笑)。

杉山:最終レッスンのときから、みんな思ってたんじゃないですかね。2年半努力してきた集大成が、この曲なんだって。戦ってきたメンバーが一緒にひとつの曲を歌い上げるのは、やっぱり感情が高ぶりました。

河野:レッスンの様子を動画に撮っていたんですけど、画面を見ながら涙が止まりませんでした。僕らカデットも負けてられないなって。これからもJBアナザーズの一員としてついていきたいと思って、胸がアツくなったんです。

中島:僕は別の仕事の関係で、その披露の場にはいられなくて、あとから送られてきた動画を見たとき、心が震えました。シニアのワンマンライブのサポートメンバーに入ったこととか、いろいろ思い出して。

大岡:シニアかユース、どっちのジャケットが並ぶのか、勝負の行方は本当にギリギリまで知らされなくて。CD発売日の朝、ユース全員でお店に確認しに行こうって約束していたんですよ。

河野:もうどっちかなんて言わないで、“両チームでデビューしてほしい”って思っていたので、僕としては本当に嬉しいです。

――CDの2曲目に収録されている先行配信曲「Unnostalgia」には若菜さんと、大岡さんと、杉山さんと、河野さんが参加していますが、この曲の印象についても教えていただけますか?

若菜:振り付けが難しかったですね。普通の曲では、サビと大サビで振り付けが変わらないパターンも多いんですけど、「Unnostalgia」は3つのサビで音も歌詞も全く違うので、振り付けが全部変わるんです。

河野:ファンのみなさんに披露するからには、絶対にいいものにしないといけないという責任と、喜んでもらいたいという想いでパンクしそうでした。人生で初めてプレッシャーで朝まで眠れなかったくらい。しかも、曲が来てから3日くらいしかなかったんですよ。

大岡:特に、真宏は舞台の本番とかぶってて、センターなのにみんなと合わせられたのは1日だけ。

杉山:もうあのときはパニックでしたね。舞台も覚えなくちゃいけない、振り付けもやらなくちゃいけない、ああ、もう無理だ……って思いました。

若菜:でも、本番はきっちり成功してくれました。今振り返ると、いい経験をさせてもらったと思いますね。これからは、シニアvsユースの対決を見守るカデットとミッドウェスト……ではなく、JBアナザーズというグループとして団結して、有名になっていきたいですね。

杉山:CDデビューというひとつの目標を達成して、どこかゴールみたいな感じではありますけど、これは新しいスタートだと思います。

杉山真宏

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