『光ちゃん、これやってみない?』第2回

堂本光一、ステージでのハイパフォーマンスに繋がるトレーニング 番組企画でスタッフに“ドS”発揮

 続いて、ベンチプレスの重りを外して、10キロのバーのみのトレーニングに、再び中年のスタッフがトライ。1分ほど経過した頃から辛い表情を浮かべるスタッフに、光一は、「なんでこんな状態になってるんだって思うでしょ?」と経験者ならではの理解を示し、「まだいける、まだいける」と励ました。

 スタッフが「光ちゃん、そういうときすげー嬉しそうだよ」と言うと、「こういうときドSなんだろうね、自分やってるときドMなんだけどね」と満面の笑みを浮かべる。光一は「もっともっと」、「Go! Go! Go! Go!」と声をかけ続け、「この追い込みが楽しいのよ」、「あと5分くらいやろっか」など、爽やかな笑顔でドSっぷりを発揮した。

 さらに光一は、「負けそうになるでしょ? (でも自分は)負けない」とストイックな姿勢をのぞかせ、息があがって苦しそうなスタッフに、「あと10回! 1、2…」とカウントしながら追い込んだ。

 最後にドラゴンフラッグという、仰向けに寝て両足を真上に上げ、下げてからまた上げるという腹筋に高負荷をかけるトレーニングをやって見せた。

 光一は終始スタッフに寄り添い、一緒にベンチプレスを持ってあげたり、コツを簡潔に伝えたりしていた。正しい姿勢でできるようにサポートし、このトレーニングが体のどの部分にアプローチし、どんな効果が得られるか、という理論的な解説が伴っていたのも特徴だ。さわやかな笑顔で口調は優しいものの、厳しさがあり、プロトレーナーさながらの手厚いサポートをしていたのが印象的で、「これをちゃんとやれば世の中に肥満はいなくなる」という光一の言葉には説得力があった。

 番組では“トレーナー”という立ち位置だった光一だが、それでも随所にストイックな姿勢が滲み、日頃の鍛錬がステージでのハイパフォーマンスにつながっているのだと改めて感じる内容だった。

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。

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