けやき坂46、東京女子流、Maison book girl、わーすた、フェアリーズ…グループの個性際立つ新作

わーすた『JUMPING SUMMER』

 「“アイドル×ゲーム×漫画・アニメ”という日本のカルチャーを凝縮させた音楽アイドルグループ」を標榜する、わーすたのミニアルバム『JUMPING SUMMER』。リードトラック「タピオカミルクティー」はSHIROSE(from WHITE JAM)、工藤大輝(from Da-iCE)の共同制作で、ファンク、ソウルミュージックのテイストと王道アイドルポップを結合させた楽曲に仕立てている。“タピオカミルクティー”をモチーフに夏の恋愛を映し出す歌詞もインパクト十分。その他、みきとPの作詞・作曲によるロックナンバー「PLATONIC GIRL」、2次元と3次元を行き来するようなグループのコンセプトを捉えたポップナンバー「プリティー☆チャンネル」などテンション高めの楽曲を収録。

わーすた / タピオカミルクティー MUSIC VIDEO (Wasuta / Tapioca Milk Tea)
フェアリーズ『JUKEBOX』

 高いダンススキルとボーカル力、親近感のあるグループ性によって10代の女子を中心に支持を拡大しているダンスボーカルグループ・フェアリーズ。「Kiss Me Babe」(2015年)から「HEY HEY〜Light Me Up〜」(2018年)までのシングル7曲を収めた2ndアルバム『JUKEBOX』は、この3年間の成長の軌跡が感じられる内容になった。ファンキーなギターカッティングを軸にした「Bangin’」、エレクトロ、ヒップホップなどのテイストをカラフルなポップスに結びつけた「Fashionable」、トロピカルハウス系のサウンドとともに未来への思いを歌い上げる「ALIVE」など新曲5曲も収録。ダンサブルなトラックと等身大のメッセージがナチュラルに共存している。

フェアリーズ(Fairies) / 【PV】Fashionable

■森朋之
音楽ライター。J-POPを中心に幅広いジャンルでインタビュー、執筆を行っている。主な寄稿先に『Real Sound』『音楽ナタリー』『オリコン』『Mikiki』など。

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