星野源、『半分、青い。』主題歌イントロが好評 新曲「アイデア」から滲み出る“マリンバ愛”に迫る
また、マリンバの演奏家としても、プロ級の腕前を持っている星野。楽曲に使われているマリンバの演奏は、基本的にはすべて自身でこなしているという。ライブで演奏することもあり、マリンバ奏者として細野晴臣のステージにも立っている。その演奏力の高さは、共演した細野が「プロのマリンバ奏者ですよ、もはや。僕もあんなふうには演奏できないし、よっぽど練習したんだろうなって思います」と賞賛するほどだ(参考:細野晴臣が語る、音楽の歴史をつなぐこと「本当におもしろいものは届いてくる」)。ちなみに、星野がマリンバを始めたのは、高校時代に細野がマーティン・デニーの「Firecracker」をマリンバで演奏している写真を見たことがきっかけ(参考:『星野源のオールナイトニッポン』)。昨年開催されたアリーナツアー『Continues』(さいたまスーパーアリーナ公演)ではオープニングナンバーとして同曲を演奏。星野は嬉々とした様子でマリンバを叩き上げ、観客から喝采を浴びていた(参考:星野源は“音楽の歴史”をつないでいく アリーナツアー『Continues』追加公演を観て)。また、「化物」のMVでも華麗なマリンバ捌きを見せており、「アイデア」でも星野がマリンバを演奏する姿が見られるのでは、とファンの間では期待が高まっている。
星野源の音楽史において、重要な楽器のひとつであるマリンバ。「アイデア」をきっかけに、これまでのマリンバ使用曲を聴き直してみるのもいいかもしれない。
(文=泉夏音)