レジーの「チャート一刀両断!」

サカナクション、『魚図鑑』1位獲得で10周年イヤーに華 最新チャートに見るバンドの“循環”

 なお、この週のランキングにはサカナクションの1位に加えて、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのベスト盤『BEST HIT AKG 2(2012-2018)』が初登場9位、チャットモンチーのトリビュートアルバム『CHATMONCHY Tribute ~My CHATMONCHY~』が13位と、ゼロ年代半ばごろから10年代にかけて多くのバンドに多大な影響を及ぼしていた存在のキャリアを総括する作品が出揃った(ここ数年にデビューしたロックバンドで、この3つのいずれにも影響を受けていない人たちというのはほとんど存在しないかもしれない)。「期待の新星」として登場したバンドがいつしかシーンの中心に君臨する存在となり、そしてその背中を見ていた存在が次の時代の新たな牽引役となる。そんな循環に思いを馳せずにはいられない今週のチャートだった。

■レジー
1981年生まれ。一般企業に勤める傍ら、2012年7月に音楽ブログ「レジーのブログ」を開設。アーティスト/作品単体の批評にとどまらない「日本におけるポップミュージックの受容構造」を俯瞰した考察が音楽ファンのみならず音楽ライター・ミュージシャンの間で話題になり、2013年春から外部媒体への寄稿を開始。2017年12月に初の単著『夏フェス革命 -音楽が変わる、社会が変わる-』を上梓。

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