欅坂46に『坂道合同新規メンバーオーディション』が与える影響は? グループ体制強化への期待
『坂道合同新規メンバーオーディション』が2018年夏に開催される。同オーディションでは、乃木坂46、欅坂46、けやき坂46の新規メンバーを募集。同時期にグループの今後を左右する発表が相次いだ欅坂46は今、グループとして大きなターニングポイントを迎えている。
大きな動きを見せたのは3月9日。センターの平手友梨奈が欅坂46デビュー2周年記念ワンマン公演『2nd YEAR ANNIVERSARY LIVE』を欠席することが発表され、さらに欅坂46のラジオ番組『欅坂46 こちら有楽町星空放送局』(ニッポン放送)のメインパーソナリティーも平手から長濱ねるへ交代することが明かされた。また、同日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で「ガラスを割れ!」を披露した際に行われた、平手のセンターから今泉佑唯と小林由依のWセンターへの引き継ぎを思わせるパフォーマンスなども、欅坂46の新たな一歩を感じさせる演出であった。そして『坂道合同新規メンバーオーディション』の開催が発表され、ファンやメンバーに大きな波紋を呼んでいる。
欅坂46は過去にオーディションを2度行っている。2015年の"けやき坂46"追加メンバー募集と、2017年に行われたひらがなけやきの2期生メンバー募集だ。結成時はアンダーグループ扱いを受けていたひらがなけやきの増員は、後に漢字欅の戦力となることを見据えたものだと思われていたが、結果的にひらがなけやきは単独で活動を行えるほどに成長し、おそらく当初の思惑以上の活躍を見せている。
その結果を作り出した要因となるのが、欅坂46の特徴であり人気の秘訣でもある全員選抜制だ。従来の選抜制とは異なり、メンバーの入れ替えを行わないことで各メンバーにスポットが当たる機会が多く、表舞台に出れない人が少なくなることでメンバーやファンも悲しい思いをすることもない。他のグループと比べ、メンバーが卒業しにくいのも全員選抜の影響と言える。一方で、漢字とひらがなで切磋琢磨している印象はありつつも、グループ内で競争心や新陳代謝が生まれにくいのも事実。漢字欅が結成して3年経つがメンバーは固定のままとなっており、今回のオーディションでいよいよ大きな体制の変化を迎えることになる。そもそも、大人への反抗心を歌ってきた漢字欅だが、20歳を越えて大人へと成長したメンバーも増えており、グループに何か変化が必要だと考えるのも必然だろう。
そんなタイミングの中、『坂道合同新規メンバーオーディション』の開催が決定。同オーディションでメンバー数が増えることによって、欅坂46にも選抜制が設けられる可能性は少なくない。実際、長沢菜々香がブログで「21人って多いかなと収録を見てたまに感じることがあるのですが、これ以上増えるとなると、乃木さんみたいな選抜になるのかなあ?今でもなかなか個人を見てもらえることが多くないのでちょっと心配です だとしたら、選抜の方がいいのか?うーん、よくわからないや~」と内心穏やかではないことを綴っていた。(参考:長沢菜々香 公式ブログ)