欅坂46に『坂道合同新規メンバーオーディション』が与える影響は? グループ体制強化への期待

 坂道グループの運営関係者は「坂道合同オーディションとして、過去最高となる10万人の応募を目指します」と説明しており、日刊スポーツは「『全日本国民的美少女コンテスト』のような国民的オーディションになるかもしれない」と報道している。AKBグループが総選挙というファンを巻き込む一大イベントを確立させたように、坂道系も合同オーディションを一つのイベントとして仕上げていく可能性もあるだろう。今回はセミナーと銘打った説明会を開催するなど、まるで就職活動のようである。オーディションをひとつのエンターテインメントにすることで、グループそのものへの注目度も高まることが予想できる。

 また、影山優佳や渡邉美穂のように、AKBや乃木坂のオーディションを受けて落選したものの、欅坂46で活躍するようなケースもある。今回のオーディションでは、清楚な乃木坂、感情的な漢字欅、ハッピーオーラのひらがなけやきと、それぞれのグループの色がハッキリと分かれているので、オーディションを受ける側も選ぶ側も選択肢が多数あり、通常のオーディション企画よりも可能性がグッと広がる。

 オーディションに対して現メンバーは不安や期待が入り混じる複雑な感情を抱いているだろうが、欅坂46にとって殻を破る機会になるはずだ。

(文=本 手)

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