けやき坂46「イマニミテイロ」はグループの現在地を示す? 楽曲のメッセージ性を読み解く
高瀬愛奈はブログで、これまでは“ひらがなけやきの色”がはっきり答えられなかったという心境を述べた後、「イマニミテイロ」について次のように語っている。
「でも、武道館公演を終えて少し何かが見えてきた気がしました。この曲のタイトル「イマニミテイロ」はそういう意味も込められたタイトルになっているんだと私は思います。今まで見てきたイロは、決して明るいイロばかりじゃなかったけど、そういうイロも含めてひらがなけやきのイロになっていくんだなって感じました」(参考:高瀬愛奈 公式ブログ)
高瀬の言葉から察するに、「イマニミテイロ」というタイトルは何かを見返そうとする気持ちではなく、彼女たちが培ってきた経験から放たれる「イロ」と捉えることができる。そういう意味では、今回の武道館公演を観た人の感想こそが、今の彼女たちが放つ「イロ」の答えだと言えるのではないだろうか。
また、ひらがなけやき2期生のみが参加する楽曲「半分の記憶」もファンの間で話題になっている。アイドルとしてのポテンシャルが高く、即戦力という声も少なくない2期生。2月12日行われた『おもてなし会』でも、会場に集まった7000人のファンにまったく臆することなくパフォーマンスやミニライブを行い、ハッピーオーラを振りまいていた。将来的には、漢字欅とひらがなけやきのように、1期生と2期生がそれぞれ別でライブ等の活動を行う可能性もあるだろう。
2期生の丹生明里はブログで、「曲調はかっこいい系、感情的な感じで、なんというのだろう!」と「半分の記憶」を紹介。2期生だけの楽曲は今回が初であり、彼女たちにとって重要な1曲になると予想できる。1期生が自分たちのイロを示した今、はたして2期生はどんなイロを見せてくれるのだろうか。
(文=本 手)