草なぎ剛の演技はなぜ多くの人々を惹きつける? 1年ぶりドラマ出演への期待
また、デニム好きでも知られる草なぎだが、好きなものには一直線だ。先日のラジオでも、 好きな形のグリズリージャケットを8つも持っており、「見て!」と脇に穴が開いているのを「実験してるの!」と喜々として話していた。まさに、子どものようなまっすぐさ。 最近のSNSでも「ガビチョス!」や「おまちゃ様ですー」など、ユニークな言葉遊びも目立つ。
誰かの求めた姿になるのではなく、心の動きをいかに飾らず表現できるかどうか。それが草なぎが魅せる唯一無二のエンターテインメントなのかもしれない。無垢さを失いかけたとき、彼の姿を見ると純粋に生きることを思い出させてくれる。
NHKスペシャルの先には、映画『クソ野郎と美しき世界』の公開も控えている。「僕等、やる時やります!」草なぎがつぶいた、この頼もしい言葉に天才的演技への期待が高まる。
(文=佐藤結衣)