Amazon EchoとEcho Plus、音楽ファンが買うべきスピーカーは? デザインや機能を比較

 Alexa搭載のスマートスピーカー・Amazon Echoシリーズ。最も小型で安価なAmazon Echo Dot(5980円)、ファブリック素材が特徴のAmazon Echo(11980円)、そしてスマートホームハブ付きのAmazon Echo Plus(17980円)の3種類を展開しているが、音楽的視点で見たときにはどんな違いがあるのだろうか。今回は人気機種のEcho、上位機種のEcho Plusのデザインや音質、スマート家電との連携などを比較した。

デザイン

 まず大きく違うのはデザイン。どちらも筒状ではあるが、現在日本で発売されているEchoはファブリック素材で、部屋になじみやすいデザインに仕上がっている。一方Echo Plusは金属製で下部から音が再生される、まさしくスピーカーといった印象が強い。大きさとしてはEchoが148×88×88mmで重さは821g、Echo Plusが235×84×84mmで重さは954g、とEcho Plusの方が縦長でぐっと重い。

 また、Echoでは「+」「ー」ボタンを押して、Echo Plusでは上部をひねって音量を調整するという違いもある。つまりEchoの場合、「アクションボタン」「マイクオフボタン」「+」「ー」の4つのボタンが、Echo Plusの場合は「アクションボタン」「マイクオフボタン」の2つのボタンが上部についている。個人的にはこうしたデザインも含め、Echo Plusの方が重厚でクールに感じた。

音声認識能力、音質

 一方、音声認識能力については大きな差は感じなかった。どちらもほとんどの呼びかけには正確に反応したものの、「欅坂46のサイレントマジョリティーを流して」と言った際にEcho Plusが「見つけられませんでした」と回答、「止めて」と言ってもEchoが反応しない、などという場合も。再度やり直すとどちらも反応したため、単なるエラーだったようだ。Alexaアプリは音声認識ができたかどうかを判定し進化していくので、精度はさらに今後も上がっていくことだろう。しかし「アレクサ」と大声で呼びかけずとも、しっかりと反応してくれるのは嬉しいところ。音質もほぼ同じだという印象だが、音楽を再生した際にはファブリック素材で覆われているEchoよりも、Echo Plusの方が若干はっきりしているように聴こえた。しかし、それも特に気にならない程度の違いだった。

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