『嗚呼、夢神輿』リリースインタビュー

祭nine.が元気に語る“ボイメン譲りの熱いスピリット”、そしてメジャーデビューへの覚悟

「BOYS AND MENの火が広がっていくのをさらに加速させるような存在になりたい」(陸人)

――(笑)。では、ここからはグループの特徴について聞いていきたいんですけども。祭nine.といえばアクロバットの華やかさが大きな魅力だと思うんですが、みなさんアクロバット歴は長いんですか?

頼我:それが全然。全員でできるようになったのはわりと最近です。

拓也:僕は体操部だったので元々やってたんですけど、他はみんな未経験だったんですよ。

奏:ほとんどのメンバーは逆立ちもできない状態から始めたんです。側転や前周り、少し慣れたらバク転、バク宙とか、少しづつできる技を増やして。

陸人:最初、急にスタジオに連れていかれて「バク転を今日一日で覚えてもらう」って言われたんですよ?

天規:なんだかんだで結構時間はかかりましたけど、全員でアクロバットできるグループって少ないと思いますし、それが僕たちの強みですよね。

頼我:あとはアクロバットやダンスに限らず、どこのどんなステージでも全力でやるっていうのが僕たちの売りですね。熱さならどこにも負けないと思います。

――今って各地方で頑張っているアーティストも増えてきたじゃないですか。祭nine.には、東京や大阪のグループにはない独特の派手感があるなと思ったんですが。

奏:衣装もしゃちほこみたくギラギラしてますもんね(笑)。でもまだ衣装負けしてる感があるから、これに負けないような“かぶき男”になりたいです。

寿希也:一人一人の衣装のデザインとか鉢巻の結び方とかも若干違うんでチェックしてほしいですね。

頼我:見た目の話じゃないけど、東京発でやっていく方が多い中で、僕らは名古屋発という形でやらせてもらっていて。イベントだとかテレビだとかいろんなところに出させていただいたときに、アウェーな空気でも“絶対やってやる!”という負けん気というか……これについては先輩方が本当にすごかったので、僕らもそれを受け継いでいる感じです。このテンションで全国、世界で名古屋の魅力を広めたいです。

――そしてこれまでたびたび名前が出てきましたけど、デビュー目前の今、改めてボイメン兄さんたちの存在の大きさを感じることもあると思うんですが。

頼我:こうして僕らが活動できてるのも、線路を作ってくださった先輩たちのおかげですし。お客さんが1人もいないようなときから頑張ってきていて、すごい尊敬できる先輩方です。

奏:今でも話す機会があるごとにアドバイスをいただけますし、そのたびに先輩方を見習って頑張らないとって気持ちになります。

天規:僕はリーダーの水野勝さんと田村侑久さんと一緒にドラマ(『サチのお寺ごはん』)に出させてもらったときに、2人にグループとしてやっていく上での相談にものってもらったりして。祭nine.ができて、僕もこれまでの自分を変えていかないとやってけないぞ?っていう焦りがあったんですけど、先輩の言葉で気持ちをうまく切り替えられた部分があったりしますね。そんな先輩たちに追いつきたいというのもありつつ、追い越すくらいの存在になって恩返ししていきたいという気持ちもあります。

――ボイメン兄さんは武道館ライブやグループ主演の映画、普通のアーティストが憧れるような快挙をここ数年でどんどん成し遂げてしまって、本当に大きな存在になりましたよね。

統威:本当に、でかすぎますよね……。

頼我:(小林)豊さんは役者として活躍してたり、みなさんそれぞれいろんな道を歩んでいらっしゃるんですけど。やっぱり夢を一つ一つ叶えてく姿に憧れますし、いい意味で貪欲さの塊みたいな方々だなって。僕らもそういうところを見習って、早く認められたいなと思ってます。

陸人:僕が一番尊敬してるのは、先輩方が過酷な環境の中でゼロからやってきたってことで、僕たちは途中からその輪に入ったわけなので。当たり前じゃないこの環境を与えてくれた恩返しとして、BOYS AND MENの火が広がっていくのをさらに加速させるような存在になっていきたい。

頼我:先輩方が僕たちを見て、まだ自分たちも頑張らなきゃって思ってもらえるような、より高めあっていくような存在になれればいいなと思いますよね。

寿希也:でも日に日に、背中がおっきくなっていくっていうか。僕らがいくら走っても先輩方がどんどん遠くに行っちゃうんですよ。

天規:こうやってデビューさせてもらって、一歩追いつけたっていう自覚もあるんですけど、その分離されないようにっていうプレッシャーもありますし。追いつくまでにはまだまだ遠い道のりだと思うんで、気は抜けないです。

――前回の研究生のインタビューでもいろいろ目標をうかがってるんですけど、現時点での祭nine.としての目標を聞きたいんですよ。

天規:世界征服、ですかね。

統威:規模規模!(笑) 

寿希也:みんなで戦隊モノとかにも出たいよね。

奏:でも一番目指してるとこでいうと、年末にある日本レコード大賞の、先輩方が獲れなかった最優秀新人賞を獲りたいっていうのは変わらないです。

頼我:他に大きな野望としては、先輩たちが立った日本ガイシホールとか日本武道館にいずれ立てたらって思ってますね。

拓也:でもまずは祭nine.でのワンマンをまだしてないから、してみたい! これが祭nine.だっていうステージをファンの方にも見せたいですし。

陸人:夢は変わってないけど、増えてます。グループ名にちなんで、全国の祭りに出たい! とか。いろんな夢が出てきていて、全部叶えたいです。

(取材・文=古知屋ジュン)

■リリース情報

『嗚呼、夢神輿』
発売日:8月16日(水)
価格:
パターンA(1CD+1DVD)¥1,500+税
パターンB(1CD+1DVD)¥1,500+税
パターンC(1CD)¥1,000+税
パターンD(1CD)¥1,000+税

〈収録内容〉
パターンA
1.嗚呼、夢神輿
2.太陽ZAN-MAI
DVD:「嗚呼、夢神輿」Music Video +「嗚呼、夢神輿」メイキング映像

パターンB
1.嗚呼、夢神輿
2.オマエもかっ!?
DVD:「オマエもかっ!?」Music Video +「オマエもかっ!?」メイキング映像

パターンC
1.嗚呼、夢神輿
2.BE☆THE WIND
3.嗚呼、夢神輿(Instrumental)
4.BE☆THE WIND(Instrumental)
封入特典(初回生産分のみ):「デュエル・マスターズ」限定プロモカード(1種)1枚封入

パターンD
1.嗚呼、夢神輿
2.太陽ZAN-MAI
3.嗚呼、夢神輿(Instrumental)
4.太陽ZAN-MAI(Instrumental)

■タイアップ情報
「嗚呼、夢神輿」テレビ東京系アニメ『デュエル・マスターズ』エンディングテーマ(2017年7月~9月)
「BE☆THE WIND」テレビ東京系アニメ『デュエル・マスターズ』エンディングテーマ(2017年4月~6月)
「オマエもかっ!?」ドラマ『サチのお寺ごはん』(メ〜テレ他)主題歌

オフィシャルHP

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