TWICE、9人の個性発揮した日本初単独ライブ! 3つの“カワイイ”を解説

 6月28日に待望の日本デビューを果たしたガールズグループTWICE。すでに韓国で大人気の曲をギュッと詰め込んだデビューアルバム『#TWICE(ハッシュタグトゥワイス)』は、7月1日付けオリコンデイリーCDアルバムランキング1位を獲得するなど、異例の快進撃を続けている。

 7月2日には、東京体育館で初の単独公演『TWICE DEBUT SHOWCASE“Touchdown in JAPAN”』を開催。2回公演で1万5000人を動員した。今回はライブの模様から、TWICEの魅力をピックアップ。今から次のライブが楽しみになる、9人の“カワイイ”をお届けしたい。

真似したくなるパフォーマンスがカワイイ!


 この日、会場に集まったのは10代を中心とした若者たち。メンバーのパネルと写真を撮る人々は性別を問わない。男女問わず幅広く支持を得ていることが見て取れる。これが日本初単独公演とは思えないほどの熱気だ。

 いよいよ開演時間になると、ステージの中央にあるトビラが左右に開き、バックライトに照らされた9人が登場。元気いっぱい&ちょっぴりセクシーなチアリーダー風の衣装を身にまとったメンバーが直進してくると、会場からは割れんばかりの声援が。日本においては、これが“はじめの一歩”。だが、その足取りはとても力強く、実力に裏付けられた自信に満ちあふれていた。

 TWICEというグループ名には“いい音楽で一度、素晴らしいパフォーマンスで二度魅了させる”という想いが込められている。その言葉通り、彼女たちの音楽はとてもキャッチーで、刺激的。いきなり「Touchdown」で歌唱力とキレのあるダンスを披露し、観客の心を鷲掴みにする彼女たち。一人ひとりの歌声も、声量があり、よく通って聴き心地がいい。

 続く「Like OOH-AHH」では、みんなでラインになってタンデム自転車を乗っているような振りをしてみせたり、「KNOCK KNOCK」ではメンバーが手を取り合って窓枠をつくり、そこから顔を出して見せるなど、実に表現豊かだ。人数を活かした多彩なフォーメーションは、ステージに9人さえいればあらゆる世界観を自在に表現できるのでは、と可能性を感じさせる。

 一方、ハツラツとしたなかにも、身体を柔らかくくねらせるなど、ハッとするような色気を感じさせる振り付けも。キュートでありながら子どもっぽくなりすぎない絶妙なセンスが、中高生たちにとって身近な憧れとなるのだろう。SNSで大ブームとなった“TTポーズ”や“チリチリポーズ”など、TWICEの表現するものは全てがフォトジェニック。会場に集まったファンも一緒にポーズを取って楽しむ姿が多く見られた。

個性豊かなメンバーがカワイイ!


 TWICEは韓国出身のナヨン、ジョンヨン、ジヒョ、ダヒョン、チェヨン、チャイニーズタイペイ出身のツウィ、そして日本出身のミナ、サナ、モモの9人で構成されている。オーディション番組を経て、念願のデビューを掴んだ彼女たち。パワフルなパフォーマンスはもちろんだが、MCで見せるフワフワとした等身大の彼女たちも大きな魅力だ。

 ツインテールの髪の毛を触りながら「ふたつくくりチェヨンです」と自己紹介してみたり、ツウィが指でハートを作って「愛してます、暑いです」と言ってみたり、覚えたての日本語を駆使して、日本のファンとコミュニケーションをとろうとするメンバーは、とても愛らしい。

 まだまだ勉強中なため、ダヒョンが「わかるかな?」と言いたいところを「まくらかな?」と言い間違えてしまう珍プレーも飛び出す。そこをフォローするのが、日本出身メンバー! ……のはずなのだが、モモは緊張のあまりたどたどしい口調に。会場のファンから「日本語、頑張れ~(笑)」と愛あるツッコミが入り、会場は笑いに包まれた。

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