Hey! Say! JUMP、10周年目前に勢い加速! 成長感じさせる2つの演出とは

 Hey! Say! JUMPが、7月5日に通算20枚目となる両A面シングル『Precious Girl / Are You There?』をリリースする。「Precious Girl」は、コーセーコスメポートのフレグランス・ヘアケアブランド「フォーチュン」のCMソングに起用されており、有岡大貴、八乙女光、髙木雄也の3人によるユニット“A.Y.T.”が歌う「Are You There?」はドラマ『孤食ロボット』(日本テレビ系)の主題歌と、彼らの幅広い活躍を象徴するような本作。発売に先駆けて、今夜6月30日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)では、「Precious Girl」が披露される予定だ。そこで、同曲の魅力と、今年10周年を迎えるHey! Say! JUMPの勢いについて、芸能ライターの佐藤結衣氏に聞いた。

「とてもキャッチーで、一度聴いたらなかなか頭から離れない曲だと思います。ゆらゆらと手を振る仕草は、誰でも真似できますし、ライブではみんなで踊って盛り上がりそうですね。JUMPに関しては、年々チームワークの高まりを感じています。プライベートでも仲が良いことで有名なJUMPですが、カフェに行って男子会をしたり、誕生日会をしたり、毎年メンバー全員でクリスマスプレゼントの交換会をしたりと、どこか乙女を感じさせる部分があります。それは、愛情深くきめ細やかなグループとしての性格、とも言い換えられるかもしれません。以前、有岡さんが、タッキー&翼の滝沢秀明さんのラジオ『タッキーの滝沢電波城』(ニッポン放送)にゲスト出演した時、“最近はグループでしっかり話し合う”とトークしていました。そんな彼らだから、一人ひとりが大人の男性として色気を身につけながらも、9人集まったときには何歳になっても無邪気さが失われないのかもしれません」

 また、「Precious Girl」が起用されたCMとすでに解禁されているMVでは、そんな彼らの成長が2つの演出により表現されていると佐藤氏は続ける。

「CMでは、9人が真っ白な衣装に身を包んでローズと共に舞い降りてくる演出が印象的です。美しさが際立っていて、まるで女神たちが降臨したかのような、そんな神々しさを感じました。JUMPが持つ清潔感が、この映像を機により広く浸透していくのでは。一方、MVではCMの雰囲気とは変わり、白と黒のスーツ姿でビシっとキメて見せるあたり、JUMPの表現力に磨きがかかっているのを感じました。今回のMVは、ダンスシーンとワチャワチャシーンが組み合わさっていますが、いずれもJUMPファンが見たいと思う彼らの魅力を十分に引き出しているように思います。特に、白いスーツ&黒い靴、そして白を基調としたシンプルなセットのなかで踊るシーンは、彼らの真骨頂でもある揃ったダンスを際立たせていますね。人数を活かしたフォーメーションの変化は、ときにマーチングを彷彿とさせる見応え。これができるのも日頃の連携がしっかり取れているからこそだと思います。10年かけて仕上げてきたJUMPならではの必殺技かもしれませんね。また、顔を隠すサングラス姿をMVで披露するというのは、パフォーマンスに自信がなければ成立しません。自分たちの良さを十分に理解して、発信していく段階に突入した。そんな彼らの意気込みと勢いを感じますね」

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