KinKi Kids、“約束”果たす夏がやってくるーーアイドルとしてのアイデンティティ確立した20年
KinKi Kidsはアイドルのエリートであり、開拓者なのだ。それまで誰も成し得なかったことを実現してみせる。デビュー20周年イヤーに発売された『薔薇と太陽』は、ひとつの集大成のような楽曲だった。ステージを分割し、剛の歌と光一のダンスが同時に披露される。異なる個性を発揮しながら、デュオとして洗練された世界観を創り上げるのは、彼らにしかできないパフォーマンス。まさしく歴史を創っていく側の人たちの成せる仕事だ。
20年前に期待していた以上に、KinKi Kidsは進化を遂げた。だから、“また一緒に仕事をしたい”というスタッフがいて、“その姿を見届けたい”というファンがいるのだ。『LOVE LOVE あいしてる』のスペシャル番組も7月21日に放送予定。KinKi Kidsの次の20年が楽しみになる、そんな夏がやってくる。
(文=佐藤結衣)