坂道AKBには“今”のエースが集結しているーー同世代が刺激し合うコラボへの期待

 「グループの未来。自分より若いメンバーや後輩のメンバーばっかりだったので、そういうメンバーのパフォーマンスしている時の気持ちの強さとかそういうものがすごく伝わってきて、これからの(それぞれの)グループがまだまだ大丈夫だなって感じました」と話したのは松井珠理奈。当時、彼女がAKB48の10thシングル『大声ダイヤモンド』で初の選抜入りを果たしたのは11歳の頃。そこから9年もの間、松井はAKB48グループの第一線を走り続けてきた。そんな大先輩を横に平手はセンターを務めているわけだ。平手や齋藤も普段できない経験に感化されたことを話し、逆に、今最も勢いのあると言える欅坂46の世界観に揉まれ、松井、宮脇も刺激になったとコメントしている。

 乃木坂AKBの「混ざり合うもの」が発表されたのが、約1年前。AKB48グループ、坂道シリーズ共に、メンバーの卒業や加入を経て日々成長し、世代交代を遂げている。冒頭で先述した通りに、坂道AKBのメンバーは“次代のエース”ではなく、“今のエース”だ。選抜総選挙、シングル選抜、パフォーマンス力……あらゆる角度において隙はない。初披露となる『ミュージックステーション』での放送では、現在のAKB48グループ、坂道シリーズがなせるトップクラスのパフォーマンスが繰り広げられるはずだ。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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