KANA-BOONが見せた、ロックバンドという“覚めない夢” リクエストライブ東京編レポート

 

 谷口は、アンコールのMCで「いつものライブでは、昔の曲はそんなにやらない」と前置きした上で、「今日は昔のことを思い出しました。純粋な気持ちで、音楽を続けられてきた」と語っていた。KANA-BOONがシングル『盛者必衰の理、お断り』でメジャーデビューを果たしたのは2013年9月。そこからわずか3年の間で、10枚のシングルと、『DOPPEL』『TIME』『Origin』の3枚のフルアルバムを発表してきた。曲数で言えば、60曲~70曲ほどになるだろうか。コンスタントに作品をリリースし、時にはTVアニメ『NARUTO -ナルト- 疾風伝』をはじめとしたタイアップにも応えながら、その名を浸透させてきたKANA-BOON。3年の間でバンドをとりまく環境が急スピードで変化する中で、KANA-BOONは常に戦いながら、シーンの先頭に立ってきたように思う。そして、それは同時に、自分たちが憧れてきた”ロックバンド”になるために4人が一丸となって成長してきた歩みでもある。

 筆者は、今回のリクエストライブを見たことで、彼らが思い描いた夢は、リスナーとの間にもしっかりと共有されていると感じた。自分たちの夢の出発地点に立ち返りながらも、純粋に音楽とライブを楽しみながら未来を見渡す4人の表情は、とても逞しかった。

 

■リリース情報
LIVE DVD & BD『KANA-BOON MOVIE 04 / KANA-BOONの格付けされるバンドマンツアー 2016 at 幕張メッセ』
2016年12月2日(水)発売

初回生産限定盤DVD(3枚組)¥5,300+税
特典:ツアー・ドキュメンタリー特典映像+48Pブックレット+三方背ケース付豪華パッケージ、どうでもいいオマケ012封入

通常盤DVD(2枚組)¥3,800+税
初回仕様:どうでもいいオマケ012封入

Blu-ray Disc¥5,300+税
ツアー・ドキュメンタリー特典映像収録
初回仕様:どうでもいいオマケ012封入

KANA-BOONオフィシャルサイト

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