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星野源、尾崎世界観、amazarashi……音楽と文学の“重なり”表現するミュージシャンたち

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 そして、若手の中でも突出したセンスを持つのがamazarashiの秋田ひろむだ。これまで、『あまざらし プレミアムライブ 千分の一夜物語「スターライト」』に合わせて小説『スターライト』を公開したり、2016年3月号『別冊文藝春秋』に詩とエッセイを寄稿、さらに10月12日にリリースのアルバム『虚無病』に同名小説を付属し、小説とリンクしたライブも行なったりと、音楽と小説を密接に結びつけた活動をしている。ファンタジーとリアルの間を行き来する設定、ライトノベルの要素もありつつ、幼い頃に読んだ童話を思い出すような文体は、amazarashiが音楽で表現する世界そのもの。amazarashiというバンドと彼らのライブは、小説があってこそ成り立つのだ。

 音楽と文学は決して相反するものではなく、重なり合うものだ。メロディに乗せたくなる言葉もあれば、言葉にできない思いを音に託すこともある。しかし、どちらのセンスにも長けた作者はあまり多くない。「ミュージシャンが書いた小説」という色眼鏡で見ることなく、一作品として正当な評価をするとともに、彼らが書く歌詞も文学作品のひとつとして見られるようになっていくことを願うばかりだ。

(文=村上夏菜)

      

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