EXILE、THE SECOND、三代目JSB、GENE…それぞれの個性表れたボーカリストの歌声

三代目J Soul Brothers

 今や、飛ぶ鳥も落とす勢いの三代目J Soul Brothers。その顔を務めるボーカリストは、登坂広臣と今市隆二だ。登坂は、整った容姿とギャップのある天然キャラで大人気。セクシーな声質と伸びやかな歌声で多くの女性ファンを虜にしている。今市はガテン系の見た目と裏腹なクシャッとした笑顔が人気だ。そして、声質は繊細でキメ細やか。「見た目に反して良い人」と評される2人の本質が、歌声にも表れているように思う。この2人の柔らかなハーモニーが、三代目J Soul Brothersの特徴とも言われている「和のR&B」の“和”の要素に繋がっているのだろう。

GENERATIONS

 20代前半のメンバーで構成され、フレッシュさが魅力のGENERATIONS。そんなGENERATIONSのボーカルは、数原龍友と片寄涼太。数原のはクセがなく、とても聞きやすい声のため、EDM色の強い曲、R&B、バラードと、様々な曲調にハマる。一方片寄は、やや高めの爽やかな声質が特徴だ。2人とも声からフレッシュさが伝わってくる。EXILE TRIBEの中でも疾走感のある曲が多いGENERATIONS。重めのサウンドに爽やかな2人の声を当てることが、GENERATIONSの楽曲の特徴のひとつになっている。

 “EXILE系”といっしょくたにされることも少なくない、EXILE TRIBEのボーカリストたち。しかし、各々の良さや特徴はしっかり楽曲に表れている。ぜひ1グループずつ、ボーカリストの歌唱力・表現力を楽しんでもらいたい。

(文=高橋梓)

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