『Mステ』初出演のWANIMAはなぜ注目される? 楽曲とライブに感じる驚くべき“熱量”

 次々と開催するライブのチケットがソールドアウトを連発、先日開催した『FUJI ROCK FESTIVAL '16』では初出演にも関わらず、メインステージである「GREEN STAGE」を満員にしたパンクシーンの新星・WANIMA。彼らは、8月3日にシングル『JUICE UP !!』のリリースを控えるなか、本日7月29日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日)に出演する。

 WANIMAはHi-STANDARDを輩出し、日本のパンク/ラウドシーンを牽引するレーベル<PIZZA OF DEATH>が、初めてマネジメント契約したバンドとして話題となった。WANIMAが2015年11月4日にリリースした『Are You Coming?』は、1stアルバムにもかかわらずオリコン週間アルバムチャート4位、リリース日のデイリー(11月4日付)では1位を記録し、iTunesチャートでも首位を獲得した。同作のリリースツアーが即日ソールドアウトしたことを受け、Zepp DiverCityのファイナル公演前に新木場Studio Coastと名古屋DIAMOND HALLで追加公演の開催を急きょ発表するなど、バンド自身も驚くほど彼らの音楽は広がりを見せている。先日新たな全国ツアーの日程も発表され、勢力的な活動を行っているWANIMAだが、これでも彼らはまだまだピークの途中。あらゆるバンドが次々登場する音楽シーンの中で、ダントツで飛び抜けた存在感を持つWANIMAの魅力はどのようなところにあるのだろうか。

 WANIMAが歌う曲には、2つのメッセージが含まれている。1つは、彼らがふるさとで家族や友人と過ごした風景を描きながら作った感謝やエールを込めた歌だ。WANIMAが、『Mステ』で披露する曲は、シングルにも収録する新曲「ともに」。初のCM書き下ろし曲となったが、同曲では、WANIMAが「ここから」「THANX」「TRACE」で歌ってきたように、辛い時に“頑張れ”と言うのではなく、“笑うこと”を呼びかける。WANIMAの曲には“ありがとう”や“笑顔”がキーワードとなっている曲も多く、太陽のように思いきり笑顔で明るく歌うKENTA(Ba/Vo)の表情が、歌をストレートに耳に届け、歌詞の持つ意味により説得力を持たせる。

【8/3発売】WANIMA -ともに Full ver.(OFFICIAL VIDEO)

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