『SATANIC CARNIVAL ’16』特別対談
Ken Yokoyama × Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)対談!「誰だっていつでもそのシーンの一部になれる」
6月4日に幕張メッセで開催される、PIZZA OF DEATH主催の音楽フェス「SATANIC CARNIVAL'16」。今回リアルサウンドでは、Ken Yokoyamaと同フェスに初出演するMAN WITH A MISSIONのJean-Ken Johnnyとの初対談が実現した。『SATANIC CARNIVAL』に出演することになった経緯から、それぞれの音楽・パフォーマンスに対する印象、さらにはライブやメディア活動のあるべき姿まで、じっくりと語り合ってもらった。(編集部)
「Hi-STANDARDハ、バンドマントシテノアリヨウ、バンドノ体現者」(Jean-Ken Johnny)
一一今日はよろしくお願いします。
Ken Yokoyama(以下Ken):はい。……ふははっ! 改めてこの距離で見つめると、すんごい異物感!
Jean-Ken Johnny(以下Johnny):ナンカ、ホントニ申シ訳ナイデス(笑)。ソノウチ慣レマスンデ、ヨロシクオ願イシマス。
一一今回、MAN WITH A MISSIONは『SATANIC CARNIVAL』初登場になりますね。
Johnny:ハイ。ホントニ声カケテモラッテ嬉シカッタデスシ、同時ニ、憧レノ先輩ニ呼ンデイタダケルッテイウノハイイ意味デ緊張感ガアッテ。楽シミタイデスネ。コノメンツノ中ニ呼ンデイタダイテ、ソノ一員ニナレル。ソノ仲間タチト一緒ニ演奏デキルコトガ嬉シイデス。
Ken:「そこに名前を連ねる喜び」があるって、色のついてるフェスの一番いいところだよね。音楽的な色じゃなくても、たとえばフジロックならフジロックの歴史があって、そこに名前を連ねたいっていう思いが出演者にもあったりする。今Johnnyが言ってくれたように、サタニックをそんなふうに思ってくれる人がいるだけで僕も嬉しいな。しかもマンウィズなんて今パンク/ラウド系シーンのトップランナーでしょ? 「いやぁ僕たち今ちょっと売れてるんで、そういうのは遠慮します」って言う人もいるのよ(笑)。
Johnny:ハハハ。百回生マレ変ワッテモ言ワナイデスヨ! 即答シマス。Kenサンハズット憧レノ先輩トイウカ、モウ完全ナルヒーローデスカラ。オ会イスルノハ今日ガ三度目クライデスケド、50メートル先カラ挨拶スル準備シテ。モウカナリ遠クカラ、オジギノ素振リヲシナガラ(笑)。
Ken:ははは! 今まで後輩からそうやって言われると「やめてよ、もう」って思ってたけども。でも俺もスカパラとかにはそう思う(笑)。先輩ってそういうもんだよね。
Johnny:特ニ僕タチ、Kenサンノ音楽モモチロン好キデスケド、ヤッパリスタンスニ憧レテマシタカラ。誤解ヲ恐レズニ言ウト、音楽ッテホント世ノ中ニ広ク知レ渡ッテイルメジャーシーント、自分タチミタイナバンドマンガイルシーンデケッコウ大別サレガチデ。デモHi-STANDARDハソコニ正面切ッテケンカヲ売ルトイウカ、メジャーノ土俵ニ上ッテ確実ニ張リ合ッテ、ドチラカトイウト勝利マデ収メテイタ。ソレガ痛快デシカナカッタデスネ。「ア、バンドッテコウイウコトガデキルンダ!」ッテ熱イ気持チヲ感ジテオリマシタ。バンドマントシテノアリヨウ、バンドノ体現者トシテ。
Ken:でも今はマンウィズのほうがお客さん集めてるからね。俺、嫉妬するぐらいすげぇと思ったよ? 僕も20年近いキャリアがあるけど、自分がなくしてしまったもの……たとえば勢いとか新鮮さっていうものを新しいバンドは絶対に持ってて、その中でも群を抜いて勢いがあったのがマンウィズで。ほんと嫉妬心があった。と同時に頼もしさも感じたし。矛盾した二つの感情があったかな。眩しく見えたし、ムカつくし(笑)!
Johnny:イヤイヤ、自分デハ全然ワカラナイデス。タブンイロンナバンドノ後輩デアル感覚ガ一生拭エナイトイウカ。ソノ憧レヲイツマデ経ッテモ追イカケテマスシ。同ジステージニ立ッタトカ、並ンダトカ、ソウイウ自覚ハズットデキナイデスネ、自分トシテハ。