関ジャニ∞渋谷、キスマイ宮田、A.B.C-Z戸塚……我が道をゆく個性派ジャニーズメンバーたち

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(C)タナカケンイチ

 歌にダンスにトーク、キラキラしたアイドルとして私たちを楽しませてくれるジャニーズメンバーたち。端麗な出で立ちから想像されるイメージを裏切らない絶対的なアイドル像を魅せてくれているが、中には自分の個性を大切にして「ジャニーズ」という枠にとらわれないポジションを築いているメンバーもいる。今回はそんな個性派のジャニーズメンバーにスポットライトを当ててみたいと思う。

「アイドルを演じない」関ジャニ∞・渋谷すばる

 Jr.時代から変わらず、絶対的なカリスマ性と眉目秀麗な様で人気を誇る関ジャニ∞の渋谷。トーク番組では関西人らしくワイワイと自由にはしゃぐものの、一度マイクを握ればカリスマ性溢れるパフォーマンスを行い、一人のアーティストとしての活躍をみせる。そんな渋谷の魅力は、「アイドルを演じていない」ところではないだろうか。渋谷が自分のファンに対して積極的なファンサービスを行わないことは、ファンの間では周知の事実。自身も「愛想もないし、ライブやってても他のメンバーみたいにニコニコして手を振るわけやないし……」とコメントしている。そんな渋谷の言葉の中で、とても印象深いものがある。9月16日に発売された渋谷の初ソロコンサートDVD『記憶〜渋谷すばる/LIVE TOUR2015』のCM内で使用された言葉だ。「夢を売るのがアイドルとされているなら、その中に1人くらいリアルを伝えるアイドルがいて良いんじゃないですかね」。この言葉にこそ、彼のスタンスや考えが端的に表れていると言えよう。

「オタクキャラ全開」Kis-My-Ft2・宮田俊哉

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(C)タナカケンイチ

 「ジャニーズなのにオタク」というこれまでにないポジションを築いた、Kis-My-Ft2・宮田。『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)での「僕、ラブライバーなんで」という発言や、『ジェネレーション天国』(フジテレビ系)での「ジャンプ読まないんだったら日本から出てけよ」「『HUNTER×HUNTER』を読むために生まれてきた」といった発言で、そのオタクキャラを世間に存分に知らしめてきた。ジャニーズに入った頃は二枚目キャラを目指していた宮田だが、メンバーの北山宏光が宮田にアニメの話をしていたことがきっかけで、アニメの世界に入っていったという。それでも、初めのうちはオタクであることを隠していたが、Kis-My-Ft2初ライブのソロコーナーでヲタ芸を披露。強い個性を持つメンバーが揃うKis-My-Ft2の中で、自分らしいキャラ付けをしたかったのではないだろうか。しかしその戦略が功を奏し、現在こうして確固たるポジションを築いているのはさすがである。

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