KAT-TUNはやはり型破りなグループだーー田口脱退から考えるKAT-TUNらしさ

 以前、4人体制になったときも頭文字が由来するグループ名を「ボクらの中では、成立しているんです」と笑いに変えてきた。アイドルグループの多くが脱退ネタをタブーとする中、話題にしていく姿勢が新しく、そこもKAT-TUNとしての魅力を増したと感じる。きっと、一人ひとりのスキルが増した今ならば、3人体制になっても多くのファンを沸かせることができるはず。

 そんな決して予定調和にはいかない彼らを見守ってきた長年のファンなら、今回もきっと温かく応援できるはずだ。そして、さらに10年後のアニバーサリーイヤーでは、全員が笑って振り返れるような、そんな懐の深いグループになる。それがメンバーとファンが目指す、KAT-TUNの新しいステージなのではないだろうか。

(文=佐藤結衣)

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