『Out of Control JAPAN Tour 2015』ライブレポート
MAN WITH A MISSIONとZebrahead「巨大ライブハウス」で夢のコラボレーション披露
MAN WITH A MISSIONとZebraheadによるジャパンツアー『Out of Control JAPAN Tour 2015』のさいたまスーパーアリーナ公演が10月16、17日に開催された。このレポートでは16日公演の模様をお届けする。
ここ日本で今年5月に発売された2組のスプリットEP『Out of Control』は、8月には一部収録曲を変更したバージョンが海外でもリリース。2組は13日に名古屋ダイヤモンドホールでスタートしたジャパンツアーに続いて、今月22日からはヨーロッパツアーに敢行する予定だ。そんな2組の熱い共演を観ようと、会場には大勢のファンが駆けつけた。
スプリットEP『Out of Control』のジャケットを再現したステージセットには、上手側に巨大なシマウマ、下手側に巨大なオオカミのオブジェを設置。トップバッターのZebraheadはステージに登場するやいなや「Hell Yeah!」からライブをスタートさせ、激しい演奏とパフォーマンスで会場を早くも熱狂の渦に巻き込んでいく。間髪入れずに「Save Your Breath」になだれ込むと、アッパービートに合わせて客席の盛り上がりも一気に加速。曲後半ではアリが日本語で「サイタマ、元気デスカー!」「座ッテクダサイ!」と観客をその場で座らせ、「1、2、3、Jump!」で一斉にジャンプさせ会場の一体感を増していった。
何度も来日公演を行っている彼ららしく、曲間では「オッパイミセテ」と下ネタを言った後に「冗談デスヨー」を交えたコミカルな日本語MCを展開。しかしいざ曲に突入すると、最新アルバム『Walk The Plank』の楽曲や過去の代表曲を立て続けに披露して会場のロックファンを熱狂させた。また「Devil On My Shoulder」ではMWAMからJean-Ken Johnny、「So What」ではDJ Santa Monicaがそれぞれゲスト参加してZebraheadのライブに華を添える一幕も。この熱演に応えるように、スタンディングエリアのアリーナではサークルピットが発生したりクラウドサーファーが続出したりと、さいたまスーパーアリーナは巨大なライブハウスと化した。終盤では『Out of Control』EP収録の「Lockjaw」を皮切りに、初期の名曲「Playmate of the Year」、そして文字通りのアンセムナンバー「Anthem」で盛り上がりはピークに達した。メンバーは「You guys, amazing!」を連呼して喜びを表現し、ホイットニー・ヒューストンの「I Will Always Love You」をBGMにステージを後にした。