FILLMOREが語る、レーベル「WESTAHOLIC」の運営姿勢「苦い思いをしてきた人たちが第一線に立つ」

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FILLMORE

 横浜の老舗クロージングショップ『INDOOR』のサポートを受け、FILLMOREがWESTAHOLIC RECORDSを本格始動させて3年あまり。レーベルの内外問わずDJとして自ら活躍を続けながら、彼はJOYSTICKKやKOWICHI、KUTS DA COYOTEらシーン注目のアーティストのリリースをバックアップしてきた。そしてWESTAHOLIC所属のシンガーSiSYのビッグ・プロジェクトもプラン中。今後も自身のプロデュースアルバムや、Pヴァイン・レコード40周年記念の日本語ラップミックスなど数々控える自身のリリースに、レーベルアーティストの新作群と、引きも切らぬリリース(と現場の動き)でFILLMOREとWESTAHOLIC RECORDSは15年も変わらず走り続ける。

ラブホなうfeat. T.O.P. (THUGMINATI) / KUTS DA COYOTE (EMERALD) Pro. by MONBEE
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WESTAHOLIC RECORDSロゴ

――WESTAHOLIC RECORDSの本格的なスタートからここまでの道のりをどうとらえてますか?

FILLMORE:新たな出会いで関わったアーティストもいますけど、所属アーティストは、ほぼみんな昔からクラブシーンでずっと一緒にやってきた人たち。急に寄せ集めたレーベルでもなければ、新しくみんなでやっていきましょうって感覚でもない。変わらぬ仲間たちと手を取り合いながらこうやってWESTAHOLIC RECORDSができるっていうのは恵まれてるなと思いますし、 その環境の中ですべてにおいて挑戦してます。

――レーベルのベスト・コレクションは今回の『Westaholic Records All Hit Songs』が初となりますが。

FILLMORE:ありがたいですね。レーベルもちょうど4年目に差し掛かったところですけど、もともと2年目ぐらいからベスト盤は作りたかったんです。もし、レーベルが順調でなければベスト盤は作れるものじゃありませんからね。だからこそ、この作品が作れたことは、とても意味のあることだと思います。

――選曲はどのように進めたんですか?

FILLMORE:『All Hit Songs』っていうタイトルの通り、チャートのランキングに入った曲だったり、ロングセラーとなった曲を収録しました。今作に収録したアーティストたちはいわゆる(レーベルの)一軍なので、収録することのできなかったアーティストには今後のバネにしてもらいたいという意図があり、そうじゃないとWESTAHOLICではリリースすることはできない、というのが一番伝えたいところでもありました。

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