『アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48』公開記念インタビュー
SKE48松井玲奈と大矢真那が語る、激動の6年間とこれからの課題「今はグループを立て直す時」
「『あー、これ何かに使うんだろうなー』と思うことはある」(松井)
――AKB48のドキュメンタリーシリーズでは、過呼吸で倒れてしまったり、泣き崩れたりするシーンも撮影されています。ああいう時、撮られている側はどんな心境なんですか?
松井:嫌ですよ(笑)。泣いてるところとかも近くで撮られるので、ふと「あー、これ何かに使うんだろうなー」と思うことはあります。もちろん、感情は作り物じゃなくてその時起こった出来事に応じて自然に出ちゃうんですけど、それを何かに使われると思うと、やっぱり抵抗はあります(笑)。
大矢:私は常に冷静でいなきゃという気持ちが強いので、過呼吸になったりしたことはないですけど、泣いてしまうことはあるので、「どうやったら玲奈みたいにあんな綺麗に泣けるんだろう」って思いながらぐしゃっとした顔で泣いています(笑)。撮られてる時に「ちょっと綺麗に泣いてみよう」と思ったことはあるんですけど……どうやったら綺麗に泣けるの(笑)?
松井:私だって声を漏らしそうになるのを我慢してるよ(笑)。
「SKE48は今の勢いのままでは駄目だと思う」(大矢)
――最近、SKE48のことを知ったファンには、グループのどこを見てほしいですか。
大矢:今も昔も変わらない一生懸命さは、劇場公演で一目でわかっていただけるSKE48の魅力だと思います。ありがたいことに今は劇場の席が取れないという方も多くいらっしゃるんですけど、でも、劇場公演だけじゃなくて、全国ツアーや、大きなコンサートなどで、一度SKE48のパフォーマンスを見て欲しいです。そしたら一発でハマっていただけると思いますよ、ステージでより輝くグループですから!
――映画公開後の3月には、グループを支えた一期メンバー・中西優香さんと佐藤実絵子さんが卒業します。この映画でもこの二人がインタビューに答えていますが、彼女たちの卒業について、二人が思っていることを聞かせてください。
松井:二人は卒業を発表したとき、「私たちが辞めることが最終手段」と言っていました。後輩メンバーには、グループを立て直さないといけない状況になってきていることをわかってほしいですし、二人はこの短い期間で何かを残そうとしてくれている。なので、私たちはその意思を汲み取って、グループを中から活性化させ、さらに飛躍させていかないといけないと思います。
大矢:私も、にしし(中西)と姉さん(佐藤)が卒業を発表して、後輩たちがやっと口に出して「SKE48はこれからどうしていこう」と言い出したのを見ながら、二人が卒業を発表したという実感が出てきました。SKE48は今の勢いのままでは駄目だと思いますし、やはり『AKB48グループの中で頭一つ抜けなきゃいけない』ので、これからも何事も手を抜かずに一生懸命に取り組んで行きたいと思います。
(取材・文=中村拓海/写真=竹内洋平)
■映画情報
タイトル:『アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48』
企画:秋元 康
監督:石原 真
出演:SKE48
(C)2015「DOCUMENTARY of SKE48」製作委員会
公式サイトURL:www.2015-ske48.jp
劇場前売券: 全国上映館にて発売中
定価:1,500円(税込) 前売特典:生写真1枚(数量限定。なくなり次第終了)