Zeppツアーファイナル公演映像作品インタビュー

超特急が語る、新しいパフォーマンスへの情熱 「『ガッツリ歌うけど後ろにいる』って景色は見たことなかった」

メインダンサー&バックボーカルグループの超特急。

 スターダストプロモーションに所属する若手7人組・メインダンサー&バックボーカルグループの超特急が、2月4日に映像作品『“BULLET TRAIN ONEMAN SHOW 2014” 全国Zepp TOUR 8.29 at Zepp Tokyo』をリリースする。同作品は超特急が2014年8月に東京、北海道、福岡、愛知、大阪で行ったZeppツアー『BULLET TRAIN ONE MAN SHOW 2014 真夏の全国Zepp TOUR~孤高の戦士達が力を解き放つ時 感電注意報発令!』から、ファイナルである8月29日のZepp Tokyo公演を収録したものだ。今回リアルサウンドでは、メンバー7人にインタビューを実施。同公演を改めて振り返ってもらったほか、後半では2014年12月25日に東京・国際フォーラムAで行ったクリスマスライブ『BULLET TRAIN ONEMAN “CHRISTMAS” SHOW 3rd Anniversary Special!!!!!!!! ~聖なる一夜~』の様子についても大いに語ってもらった。聞き手はライターの土屋恵介氏。(編集部)

「反省点を改善しながら、自分たちの見せ方を磨いていけた」(カイ)

カイ。

ーーまずは、この日のライブ、大成功に終わったZeppツアーを振り返っての印象を聞かせてください。

ユーキ:とにかくアツいライブでした。初めてエンターテインメントをメチャ意識したツアーだったし、改めて超特急の主軸が作り上げられたライブだったので、今後の超特急に活きるライブだったなと思いました。得たものが大きかったですね。

コーイチ:ツアーを通じてそれぞれの役割分担もできてきたし、超特急としてエンターテインメントを見せていく自信がついたと思います。

カイ:Zeppツアーは内容も盛りだくさんで、初めて来る人も、2回3回と来てくれる人も違った楽しみ方ができるようなアプローチをしていったんです。1回やるごとに反省点も出てきて、それを改善しながら自分たちの見せ方を磨いていけたんじゃないかなって。

リョウガ:一番得たものは、やっぱり自分たちをどう見せて8号車のみなさんを楽しませられるかという部分です。あと個人的には、前に出るって勇気を得られました。「Believe x Believe」のセンターが僕でしたし、表面的なことですけど初めて髪を染めて、自分の中で変化があったんです。ライブ本編の最後でこの曲を披露したとき、自分が先頭に立ってみんなを引っ張るという気持ちを込めて踊りました。

タクヤ:僕たちはライブで、毎回新しいことにチャレンジしてるんです。このツアーではセクションごとにストーリー性があって、最初は超特急を知ってもらいつつ笑いを見せられるようにしている。そのなかでも、特に僕らがこだわったのは、ダンスを見せるためのセクション3。「Time Wave」で初めてプロジェクションマッピングを使わせてもらったり、単純にカッコよさを追求するってことを意識しました。ライブ全体を通して、いろんな超特急を見せられたと思うし、幅広い演出を見せられたのがよかったと思います。

ユースケ:セクションごとにパフォーマンスが違うので、切り替えが楽しめました。それができたからこそ、エンターテインメントを追求できたライブを作れたんじゃないかと思います。

タカシ:今回のツアーで得たものは、ボーカルとしてステージに立つ度胸だと思います。今までは緊張もあったし、たまに歌いたくないなって思うこともあった。でもZeppツアーで初めて、ボーカルだけのパートを作っていただいて、アコースティックの演奏でよりいっそう声を活かさなきゃいけないという自覚が出てきました。このツアー以降のライブでは、気持ちを込めて歌ったり、しっかり8号車さんに届けるんだという度胸がつきました。

左から、ユースケ、リョウガ、タクヤ。

「『なにこれ? 体操選手?』と思ってもらえるような技をゲットしたい」(ユーキ)

ーー個々でもグループでも成長できたんですね。改めて映像作品を見てどうでした?

タカシ:ものすごく個人的ですけど、タカミ(タカシの女装)が大画面で映っていたのが、恥ずかしかったけどうれしかったです(笑)。

ユーキ:僕も女装して、ダンスはガツガツしつつ女の子らしさ、セクシーさをがんばって表現しました(笑)。

コーイチ:「Time Wave」は何度も見たくなります。プロジェクションマッピングで各メンバーのイメージカラーを使った演出が見どころのダンスナンバーですけど、とにかくカッコいいです。

カイ:僕が一番好きなシーンは、「Drive on week」の曲前でコーイチが「オレら全然安全運転ちゃうからなー!」って煽ってるところです(笑)。

コーイチ:これ、メンバーにも笑われるし、8号車さんにもいじられるんですよ(笑)。テンションが上がって、何を言ったか覚えてなかったんですけど、どう考えてもヤンチャすぎて(笑)。

ユーキ:それまでブログで「安全運転でいきましょうね」とか書いてたから余計にね(笑)。

コーイチ:どっちやねんっていうね。夏だから開放的になっちゃいました(笑)。

タクヤ:個人的なお勧めは、「TRAIN」の2番に入るときの…僕のターンですね(笑)。

コーイチ:自分か(笑)。

タクヤ:(笑)。これ無意識でやってたんですよ。昔からダンスの先生に「振りと振りの間の移動がダサい」と言われていて、意識しながらやった結果が自然と出せたのかなと思います。

ユーキ:じゃあ僕もターンつながりで、「Time Wave」の間奏のターンを見てください(笑)。ちょっとした移動中に、自分が工夫してるのが映ってるのってうれしいんです。

リョーガ:じゃあ自分自慢つながりで、「Believe × Believe」の僕の白目です(笑)。映像でしか見られない距離で抜かれてるので、やった甲斐がありました。あと、この曲の最初に、みんなで武器持ってステージに入ってくるシーンもカッコいいです。

ユーキ。

ーーユーキさんのアクロバットも、パフォーマンスのいいアクセントになってますね。

ユーキ:ノリと勢いでやってるので、疲れててもやれるんです。もっとすごいことしたいですね。「なにこれ? 体操選手?」と思ってもらえるような技をゲットしたいです。

関連記事