ふくりゅうがミオヤマザキのプロモーション戦略を分析

200万DLの『マヂヤミ彼女』で話題、ミオヤマザキがメジャーデビュー その斬新すぎるPR戦略とは?

ミオヤマザキ デビューシングル「民法第709条」ミュージックビデオ

※現在は自主規制により公開中止

--------------------------------------
タイトルとなった、民法第709条とは…(不法行為による損害賠償)
第七百九条 故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護されている利益を損害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う
--------------------------------------

 ワイドショーやスポーツ新聞でも話題となったが、ミオヤマザキのメジャー・デビューシングル『民法第709条』のジャケット写真には石田純一を起用している。ご丁寧に目には、パンキッシュなデザインのステッカーが貼られており、帯には『不倫は(文化←手書な赤字で消されている)犯罪です』の文字が。バンドサイドからの熱烈なオファーを快諾頂いての出演だという。

--------------------------------------
<石田純一コメント>
今回のお話を聞いた時には「ジョークがすぎやしませんか?」と思いました(笑)。
不倫と言いますか、そっちの方面ではやはり自分は代名詞的な立ち位置なのかなと思ったのですが(苦笑)、この曲を聴いたところ、悲惨さとかドロ沼という感じでは全然なくて、シュールなんだけど、ほんのちょっと切ない女心のリアルな部分を感じました。
一口に不倫というと漠然としていますが、ひとつの恋愛の形ではないかと思います。幸せを感じるのは、結婚生活もそうですが、そういった恋愛の部分の場合もあるのではないでしょうか。
--------------------------------------

 そんな飛び道具的な見せ方とは裏腹に、ミオヤマザキの楽曲のクオリティーは高い。mioによる歌声がエモーショナルにポップながら、パンク&メタル要素も感じる演奏力の高さはライブはもちろん、作品にもいかんなく発揮されている。メジャー・デビューシングルとなる『民法第709条』で展開される、3者視点を見事に歌詞にて物語昇華していくクリエイティブ能力の高さに注目したい。口語体で展開され、内容通知証明書を読み上げるフレーズまであるなど、1曲のなかでドラマ1本分のような情報量濃い世界観を作り上げていく。

関連記事