関ジャニ∞、自主レーベル設立でどう変わる? 決断の背景と今後の展望を読む

「メンバーの安田章大さんは自主レーベルの設立について『より音楽性を広げていきたい』と語っています。関ジャニ∞は下積み時代も長く、自分たちで創意工夫を重ねて人気を拡大してきた実績があるため、彼の言葉通り、音楽性の広がりには期待したいところです。彼らにはバンド演奏という特技があるので、今後はよりアーティスティックな表現も可能になるのではないかと思います。今年、TOKIOは夏フェスに参加して新たなファン層を獲得しましたが、関ジャニ∞もまた、そうした広がりが望めるグループではないでしょうか。TOKIOとはレコード会社も同じなので、来年のサマソニに彼らが出るということもあり得るかもしれません」

 さらに同氏は、様々なグループとのコラボレーションにも期待を寄せる。

「自主レーベルになってフットワークが軽くなった分、グループ間の垣根を越えた活動も増えるかもしれません。たとえば前出したTOKIOとのバンド共演などは、ファンも期待したいところでしょう。また、ジャニーズ以外のミュージシャンとのコラボも増えそうです。メンバーの渋谷すばるさんは来年2月に公開される映画『味園ユニバース』の劇中で、ロックバンドの赤犬に加入してボーカリストを務めていますが、こうしたケースも目立っていくのでは」

 自主レーベルの設立でよりいっそうの活躍が期待される関ジャニ∞。従来のジャニーズのイメージを覆すような、大胆な展開もあるかもしれない。
(文=松下博夫)

関連記事