スカパラが主催フェスで豪華出演者とコラボ ラストには全員で「歓喜の歌」大合唱も

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 山梨・山中湖交流プラザきららで8月9日、東京スカパラダイスオーケストラ主催のフェス『トーキョースカジャンボリーVol.4』が3年ぶりに開催された。過去3回の開催は、国内国外から多数のスカバンドを招き、文字通り「スカ」に特化したフェスであったが、今年はスカパラのデビュー25周年イヤーということもあり、スカパラが掲げる“トーキョースカ”とつながりの強い仲間を招いて行われた。

 オープニングアクトでは、一般公募から勝ち上がったBeat Bahnhofとbeat sunsetの2バンドが演奏し、その後、地元の富士学苑中学高等学校のジャズバンド部・Moon Inlet Sounds Orchestraが3年振りのステージへ。開演前の3アクトが終了したあと、スカパラメンバー全員がステージに登場し、川上つよし(ベース)が「宣誓!我々はトーキョースカ精神にのっとり、第4回トーキョースカジャンボリーが3年ぶりの開催にふさわしく、そして、スカパラデビュー25周年のアニバーサリーイヤーとなる今年にふさわしい素晴らしいイベントになるよう、全力でプレイすることをここに宣言します!」と開会を宣言した。

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 トップバッターのHEY-SMITHは、猪狩秀平(ギター・ボーカル)が最初のMCで「トーキョースカジャンボリーへようこそ!死ぬほど楽しんで帰ってね。ずっと出たかった。夢が叶った瞬間。夢を一緒に共有してください!」と叫んだあと、「今日は踊れるバンドがいっぱいいるけど、オレらのときは踊りを通り越して暴れてけぇ!」と観客を煽り、1曲目の「Endless Sorrow」からラストの「Come back my dog」まで一気に駆け抜けた。

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 川上つよしのDJが終わると、次はMONGOL800が登場。キヨサク(ボーカル・ベース)の「スカジャンボリー、遊~びましょー」という第一声を合図にヒット曲「あなたに」をいきなり披露。同曲やその後の「小さな恋の歌」はサビで大合唱が沸き起こり、モッシュやダイブも続々と起こっていた。

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 セキュリティースタッフに扮し、『アナ雪』の「Let It Go」をBGMに登場した10-FEETは、雨が降り注ぐなか「RIVER」「SHOES」「CHERRY BLOSSOM」といった人気曲を披露。MCでは「全員、雨よけろ!」と無茶な注文をして場内を笑いで包み込むなど、ユーモアのあるステージングで会場を盛り上げた。

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 ハナレグミはギター1本での弾き語りで、前半2組とは違うしっとりとしたライブになった。おおはた雄一が日本語詞を書いたという「Don’t Think Twice, It’s All Right」や「People Get Ready」を優しく歌い上げたあと、雨のなか聴き入っているオーディエンスに対して「雨が止みますように」と語り、ラスト曲「明日天気になれ」を披露。すると本当に雨があがり、天候がこれ以上ない演出をサポートしていた。MONGOL800・キヨサクとThe BK Soundのユニットである「上江洌.清作&The BK Sounds!!」は、ベースとトランペットとサックスを従え、バンドスタイルで登場。ゆったりとした雰囲気とスカのリズムでゆるく観客を踊らせた。

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