Sexy Zone、なぜ3人だけでシングル発売?  “メンバー流動化”の背景を読み解く

ジャニーズとしては異例の施策を行ったSexy Zone。

 Sexy Zoneの佐藤勝利、中島健人、菊池風磨が7月15日、東京・代々木第一体育館で行ったイベント『新曲大発表会in代々木』にて、7枚目のシングル「男 never give up」(9月17日発売)を初披露するとともに、同曲をメンバーのマリウス葉、松島聡を除いた3人だけで発売することを発表し、大きな話題となっている。

 Sexy Zoneは5月5日、『Sexy Zone Concert Tour Sexy Second』の横浜アリーナ公演にて、マリウス葉を中心としたユニット「Sexy Boyz」と、松島聡を中心としたユニット「Sexy 松(Show)」の結成を発表、7月30日からはEXシアター六本木で開催する『ガムシャラ Sexy 夏祭り!!』に出演することが決定していた。今後は派生ユニットを含めて「Sexy Family」と総称し、メンバーが入れ替わる可能性を秘めたグループとして活動していくという。(参考:Sexy Zone、弟分ユニット結成の意図とは? 各グループの特色と可能性を分析

 ジャニーズの動向に詳しい芸能ライターのジャニ子氏は、Sexy Zoneの一連の施策について、次のように分析する。

「ジャニーズのグループは活動を続ける中で人気や成長に差がついてきて、メディアへの露出などに“格差”が生じることは珍しくありません。たとえば最近人気上昇中のKis My Ft2などはメンバー間にはっきりした格差が付いていますし、それを逆手にとって後列メンバーのみの派生ユニット“舞祭組”を結成するなどしています。Sexy Zoneも例外ではなく、これまで松島さんとマリウスさんは他の3人に比べてメディア露出は少なかったですね。しかし、今回のように人気メンバーだけでシングルを出すというのは極めて異例であり、ファンの間にも少なからぬ動揺が広がっているようです。事務所としては、ほかの女性アイドルグループなどに見られるゲーム的な要素ーーつまり人気投票などによってシングルのメンバーが決まるようなシステムを、実験的にジャニーズにも取り入れようとしているのかもしれません」

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