嵐「GUTS!」の斬新ダンスはどう生まれた? 元ジャニーズJr.の注目コレオグラファーも参加

今や日本で最も人気のあるグループといっても過言ではない嵐。

 初動売上50.1万枚、嵐にとって『PIKA★★NCHI DOUBLE』から32作連続のオリコン1位シングルとなった『GUTS!』。嵐史上最強の応援歌と言われる同曲、久々の青春アンセムということもありヘビーローテーションで聴いている方も多いのではないだろうか。曲に関してはもちろんだが、今回ファンの間でも評判なのがMVの出来栄え。ポップな曲調に合わせた振り付けに「これまでの中で一番好き」と語るファンも多い。リリース直後の5月2日にミュージックステーションへ出演した際は30人のダンサーと共に生放送でパフォーマンス。フル尺のダンス初披露ということもありアラシックの間では大きな話題となった。

 今回「GUTS!」の振り付けを担当したのは2013年3月にコレオグラファーの野口量と梨本威温、トラックメイカーの今井悠の3名で結成された振付師ユニット「左」(HIDALI)。「動く」と「止まる」のはっきりした整理に加え、動作の速度や質感や音楽とのマッチングを踏まえて「クリアに視覚を楽しませる」ことをコンセプトに、これまでウィル・アイ・アム「#THAT POWER feat JUSTIN BIEBER」の日本人ダンサー部分や女王蜂「ストロベリヰ」、UNIQLOのCM「MIX PLAY」、フレンチレストラン「レフェルベソンス」のショートフィルム、そして野口がかつてチーフコレオグラファーを務め、梨本がライブ演出チームに参加していたダンスパフォーマンスグループWORLD ORDERでの活動など幅広いジャンルで活躍する、いま注目の振り付けユニットである。そんな「左」がこれまでのキャリアで培った技術やノウハウをふんだんに盛り込んで制作された『GUTS!』。今までの嵐にはない動きの数々にファンは目が釘付けになったのではないだろうか。

関連記事