KinKi Kids堂本剛、芸能界で学んだ人生観「本当の自分でテレビに出て、嫌われたらしゃあない」
続いて寄せられた38歳の主婦からの悩みは「夫が5歳の娘から『お父さんがハゲたら遊ばない』と言われ、落ち込んでいる」というもの。この切実な質問に対し、回答に困った堂本の口からは「『ハゲないハゲないハゲないよ~』って歌えばええんじゃないですかね。お父さんのラップも入れて」と、”ハゲソング”を一緒に歌うことや、「絵本を書いてハゲを許せるようにしてあげよう」というユーモアのある提案が飛び出した。この提案を含め、視聴者から投票を受け付けたところ、「絵本を作る」が多数を占める結果に。これに対し、堂本は「子供って、ある時期を過ごすと後で反省するので、思いを込めて絵本を作ってあげましょう」とアドバイスをした。
3つ目に寄せられた20歳の女性からの悩みは、「同性が怖くなり、仲良しの友達と食事に行ったり、ワイワイすることが出来ない」というもの。堂本は友人関係に悩む相談者に対し、「優しすぎるんやね。緊張するっていうのは、傷つけたりしないかどうか考えたりするからやと思う。『石橋を叩いて渡る』って言葉があるけど、僕は『石橋を叩いて渡る前に、叩きすぎて割れてまう』っていうパターンやからね。せめて渡れるくらいになろうと思っていつも頑張ってる。だからこそ勿体ないと思いますね」と、自身も人間関係に慎重であることを明かした。
また、相談を進めるうちに、彼女の悩みの原因が”女性同士の嫌なやりとりを見たこと”から始まったということが発覚。そんな相談者に対し、堂本は「『男性、女性やから~』とか、『○○のくせに~』っていう狭い考え方をやめると、出る答えがポジティブになるような気がするんやけどね」と前置きした後、「すぐに直せというのは難しい。僕の考えですけど『自分はこう見られたら嫌や』って外見を気にせずに本当の自分をもう一回見つめなおしたら、内面からじわじわ外に出てきて、勝手に外見が変わるのが人間なんですよ。だから『人にこう見られたら困る』って考えてると一生変わらへんけど、『自分ってなんなんやろ』って考えてたら勝手に変わる。本当の自分を嫌われたり、好かれたりした方が楽しいやん」と、自身の人生観を語った。続けて、「十人十色の自分でテレビに出続けるのは難しい。そうすると自分を殺すしかない。皆に気に入ってもらえる自分でいないとあかんから。そうじゃなくて、『本当の自分でテレビに出て、嫌われたらしゃあないやん』って思ってテレビに出てんねん」と、芸能界で長年生きている堂本ならではの価値観を話し、「内面をもう一度見つめなおす」という結論に導いた。
番組の最後には、明日のMCである関ジャニ∞の安田章大に電話。マイペースに話す安田に対し、堂本は「あ、ゲイバーのお母さん、どうも~」と、相変わらずの後輩イジりを見せる。
堂本が相談者の悩みに向き合い、自身の生き方について本音を語った今回の放送。次回は安田が「都会になじめない人の悩み」を解決する予定だ。
(文=編集部)