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日テレドラマ3作品、異例コラボはなぜ実現できた? ドラマ評論家が背景を考察

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ヒガンバナ
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堀北真希
女優
山猫
檀れい
臨床犯罪学者 火村英生の推理
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 日本テレビ系で放送中の1月期連続ドラマ3作品『ヒガンバナ』『怪盗 山猫』『臨床犯罪学者 火村英生の推理』のキャストが、作品の垣根を越えてそのままの役柄で、他のドラマにカメオ出演することが発表され、話題を呼んでいる。こうした形でドラマ同士でコラボをするのは、同局初の試みだという。

 今回、コラボ放送が行われるのは3作品のそれぞれ第6話。『ヒガンバナ』(17日放送)には『火村英生~』の斎藤工と窪田正孝が、『怪盗 山猫』(20日放送)には『ヒガンバナ』の堀北真希が、『火村英生~』(21日放送)には『怪盗 山猫』の成宮寛貴と菜々緒が、それぞれ出演する形だ。

 今回のコラボの背景とその狙いについて、ドラマ評論家の成馬零一氏は次のように見ている。

「カメオ出演によるドラマのコラボは、最近だとテレビ朝日系の『科捜研の女』と『スペシャリスト』でも行われ、『科捜研の女』の中で、それぞれの主人公である沢口靖子と草なぎ剛が共演を果たしていました。両作は撮影所も同じで共に捜査モノという共通点もあったため、それぞれの世界観を崩さずに実現できたのでしょう。今回、日本テレビ系で行われる三作品のコラボも、すべてミステリー作品という共通項があるからこそ実現したもので、違うドラマの登場人物が出てきてもあまり違和感がありません。こうした企画は話題作りにもなりますし、一作だけ観ているひとにとってはほかの作品を観るきっかけにもなるでしょう」

 また、今回の企画はテレビドラマというコンテンツの特徴を示しているとも、同氏は指摘する。

「異なる作品の登場人物を出演させることができるというのは、テレビドラマというコンテンツが独立したフィクションであるというより、芸能人を主軸としたバラエティ番組に近い側面を持っていることの証だと思います。良い意味で、虚構性が弱いというか。実際、昔のドラマでは舞台の裏側を見せてしまう“楽屋オチ”がよく見られ、たとえば、遊川和彦が脚本を手がけた80年代のドラマ『オヨビでない奴!』には、主人公一家がTBSスタジオに紛れ込むというエピソードがありました。そこでは同時期に放送していたドラマ『痛快!ロックンロール通り』の撮影が行われており、主人公の沢口靖子と後藤久美子が『オヨビでない奴!』にカメオ出演していました。今回の三作品のコラボも、顔見世興行のような意味合いが強く、虚構性よりもバラエティ性を重視する日本のテレビドラマの特徴を示しているといえます」

 海外ドラマと比較しても、こうした特徴は際立つという。

     
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