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AIスピーカー、国内普及に必要なものは? ストリーミングサービスとの連携が鍵に

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 Google HomeやCLova WAVEといったAIスピーカーのTVCMを見かけることが増えてきた昨今。実際に購入したという声はまだ少ないようにも思えるが、国内のAIスピーカー事情はどのような動きを見せているのか。海外の動向にも詳しいデジタル音楽ジャーナリストのジェイ・コウガミ氏に話を聞いた。

 まずジェイ氏は、「“スピーカー”という名前でありながら、自宅での音楽再生やストリーミングサービスとどういう結びつきがあるのかを明確に示せていない」と宣伝面の問題を指摘しつつ、「現在国内外で発売されているAIスピーカーは大きく2種類に分けられる」とAIスピーカー市場について説明する。

「1つはスマートホームやIoTという文脈で使われるもの。ライトやエアコン、テレビなどシステムと連携させて使います。これに当てはまるのはGoogle Home/ Mini、Clova WAVE、海外だとAmazon Echo/Echo dot。もう1つが、音楽を聴くためのエンターテインメントデバイスとしてのAIスピーカー。これに関しては日本ではまだ発売されていないものも多いのですが、 Google Home MaxというGoogle Homeの上位機種や、AppleのHome Pod、あとはSonosというブランドが出したSonos Oneというスピーカー、オンキヨー製品などです。音楽向けに作られているAIスピーカーは、いわゆるハイエンドモデルが多いですね。スピーカーの作り込みや、音質などは各社力を入れているところなので、価格帯が少し上になってきます。一方でIoTとして使われるAIスピーカーは、家の複数箇所に置いておくのを目的にしているので、良い音を出すいうよりも、置くときのコンパクトさや入手しやすさなどを重視している。例えばアメリカではAmazon Echo Dotsを3つセットで売る、という売り方を始めています」

 現在国内で発売されているのはスマートホーム化を謳う製品が多いこともあり、“スピーカー”としての役割をアピールできていないのが現状だ。続けてジェイ氏は、AIスピーカーをストリーミングサービスと連携することで、より手軽に製品を使えるようになるのでは、と予測する。

「AIスピーカーを使うことによってプレイリストや楽曲を手入力で検索して聴くよりも、直接的に自分の好きなコンテンツにたどり着けるようになっていくでしょう。そうなることで、AIスピーカーで好きな曲の再生から”ながら聴き“までが手軽になり、これまでスマートフォンで音楽アプリを使っていなかった人も家に置きたいと思うようになれば、コアな音楽ファンだけでなく一般的なストリーミング人口が増えていくと思います。あとは、以前は音楽を聴いていたけれど、最近聴く時間がなかった、という人たちがまた音楽を再生したくなる時間の確保にもつながる。AIスピーカーは新作が聴きたい人だけでなく、好きなアーティストがいて、聴きたい曲やプレイリストが決まっている人にとっても、とても使いやすいデバイスだと思います」

      

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