出演者は“踊る”から“歌う”へーードラマ『カルテット』主題歌に用意されていたサプライズ

 一方、歌うこととは無縁のイメージを持つような男声メンバー2人だが、高橋一生は、2015年1月8日放送の番組『スタジオパークからこんにちは』(NHK総合)に出演した際、THE BOOMの「からたち野道」を生披露で歌い上げ、当時ネット上で大きな反響を呼んだ。松田龍平もRIP SLYMEのMC・PESの2012年に発売した1stソロアルバム『素敵なこと』で「OK! MEXICO」にボーカリストとして参加した経験を持つ。今まで歌唱する場面が少なかっただけに、楽曲で披露される彼ら2人の歌声には期待が集まるだろう。

 そして、“音楽”が物語の重要な要素となる今作では、インストゥルメンタル・バンドのfox capture planが劇中音楽を担当することが発表されている。ジャズの編成を軸にした彼らの特色であるポスト・ロック、ドラムンベース、ダブステップなどの様々な要素を取り込んだ音楽は、ドラマのストーリーをどう彩っていくのだろうか。

 前シーズン放送の『逃げ恥』同様、ドラマのストーリーと連動した主題歌は、視聴者を楽しませてくれる一要素となっていくだろうか。第1話放送後の反響が楽しみである。

(文=大和田茉椰)

火曜ドラマ『カルテット』公式サイト

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