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1stフルアルバム『Just Bring It』インタビュー

BAND-MAIDが、充実の2016年を経て見出したバンドの芯「今までとは違った“強さ”も見せたい」

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 BAND-MAIDが1stフルアルバム『Just Bring It』を1月11日にリリースする。2016年5月にリリースした3rdミニアルバム『Brand New MAID』以降、バンドは初の全国ツアー、メキシコやロンドン、ドイツ、フランスなどワールドツアーも行い、ライブパフォーマンスだけでなく、バンドとしての結束力も高めてきた。そして、国内外からも注目される今年リリースする『Just Bring It』では、BAND-MAIDによる作曲の楽曲も大幅に増えて、新たな可能性もみせる。今回のインタビューは、昨年行われたワールドツアーから本作でのバンドの芯について話を聞いた。(編集部)

「メンバーとずっと音楽の話をしていた」(小鳩ミク)

ーー前回のインタビュー(参照:BAND-MAIDが明かす、“ギャップのある音楽”を作り続ける理由「バンドとして“世界征服”したい!」)が昨年5月のミニアルバム『Brand New MAID』リリース時だったのでまだ1年経ってないわけですが、とにかくここまで怒涛の展開でしたね。

小鳩ミク(G,Vo/以下、小鳩):気づいたら年が明けてました(笑)。昨年は初めてのワールドツアーをやらせていただいて、いろいろな国で「お給仕(=ライブ)をすることができました。

ーーまず最初にイギリスに行きましたが、リアクションはいかがでしたか?

小鳩:5月末に行ったときは、日本のカルチャーを紹介するコンベンション『MCM London Comic Con』でお給仕をやらせていただいて。アニメとか日本の文化が好きな方々が集まっていたので、メイド服というところにも反響をいただきましたし、お給仕もお祭りのように盛り上がってすごく楽しかったです。中でも……私たちはファンの皆さんのことを「ご主人様・お嬢様」と呼んでるんですけど、イギリスのご主人様・お嬢様は基本的に皆様コスプレをしてらっしゃいました。

ーーステージにはメイドさんがいて、客席にはまた別のコスプレをした方々がいるという不思議な空間が出来上がっていたと。

小鳩:すべてが異空間みたいな(笑)。しかも、日本語の歌詞が多いBAND-MAIDの曲に対してもすごく盛り上がってくださる方が多くて、本当に嬉しかったです。

ーー彩姫さんはフロントに立つぶん、ご主人様お嬢様とコミュニケーションを取る機会も多いですよね。

彩姫(Vo):はい。日本が好きでイベントに来ている方が多いので、実は日本語を勉強していてお上手な方が多いんです。皆さん「楽しみにしてたよ」「素晴らしい」と日本語で伝えてくれたり、私たちの名前を呼んでくれたりして。しかも歌詞も結構覚えてくれていて、初めてイギリスに行ったのに一緒に歌っている方もちらほらいました。

小鳩:「Thrill(スリル)」とかYouTubeでMVが公開されている曲では、歌ってる方も多かったですっぽ。

ーーなるほど。その後、国内ツアーもがっつり行い、秋にまた海外ツアーを敢行しました。

小鳩:そうなんですっぽ。ここまでツアーの年になるとは最初の頃は予測してなかったので、自分たちでもビックリの1年でした。

ーーでは、ライブの数は2015年よりも増えたんじゃないですか?

KANAMI(G):2015年も結構多かったよね?

小鳩:うん。国内を細々回っていたので、昨年のほうがちょっと多いかな?っていうぐらいの感覚で、特別多かったとは思わなくて。

彩姫:でも昨年は移動が多かったよね。一昨年は都内中心で活動していたので電車移動レベルだったんですけど、昨年は初めての全国ツアーもして、さらに海外にも行ったので、そこは大きな違いかな。しかも移動距離が長いぶん、メンバーと一緒にいる時間も増えました。

ーーそこでのメンバー間の結束が強まったり、お互いのことをより深く知れたりした?

小鳩:そうですっぽ。一緒にいる時間が長いと会話も増えますし。ちょうどツアー中にシングル『YOLO』とこのアルバムの制作が始まったので、メンバーとずっと音楽の話をしてました。

ーーそれだけ長く一緒にいると、相手のことがウザくなったりすることはありませんでした?

KANAMI:それが一番心配で、嫌いになっちゃう瞬間があるんじゃないかとか思いながらやってたけど、全然そうはならなくて。

彩姫:自分の時間が欲しいときは、まったく話さなくなるので(笑)。そういう切り替えがちゃんとできていたから、衝突することはなかったです。どちらかというと曲作りの面で、意見をぶつけ合うことのほうが多かったかな。私が一方的にぶつけてたんですけど(笑)。

ーーそれはバンドに対するこだわりがあるから?

彩姫:そうです。BAND-MAIDの音楽性を第一に考えて、そこをやったらBAND-MAIDっぽさから外れちゃうとか話して軌道修正することもありました。

ーー意見をぶつけ合うことはあっても、険悪になることはなかったと。そういう意味では、皆さん大人なんですね。

彩姫:というか、面倒くさがりなだけかも。つまらないことでぶつかるのも面倒くさいから、「はいはい」みたいな(笑)。

小鳩:5人いるんで、ぶつかりそうになったら誰か1人がうまくスッと間に入ってくる感じですっぽ。

ーー昨年11月には、アルバムと同時期に制作されたメジャー1stシングル『YOLO』も発売。最初に聴いたとき、一つひとつの音の粒が太くて重くなったと感じました。と同時に、小鳩さんと彩姫さんの声もより太くなってきたなと。

彩姫:ああ、確かに。

小鳩:最近よく似てると言われるんですよね。声質自体は違うんですけど、歌い方が近くなってきたのかな。それが顕著に表れているのかなと思いますっぽ。

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