ドレイク、“10億回再生”達成後の動きは? 渡辺志保が最新曲&MVを一挙解説!

 今年の4月に発売されたドレイクの4作目のアルバム『Views』はビルボードの総合アルバムチャート13週1位、リード・シングルの「One Dance」は10週1位、そして『Views』はリリースから5カ月でApple Musicでのストリーミング回数が10億回を突破し、様々な記録を打ち立てた……というほどのモンスター・アルバムなのに、日本じゃあまり騒がれてなくないッスカ!? というわけで、先日、無事に30歳を迎え、さらには12月に新作のリリースを発表したドレイクの新譜をどどん!とご紹介します。

 まず一発目は、間違いなく今年の洋楽シーンを制することとなったアルバム(のうちの一つ)『Views』からのMV、「Child’s Play」を。

ドレイク「Child’s Play」

 ストーリーは単純。チェーン系レストランに彼女を連れてディナーにやって来たドレイク、お手洗いに立った時、一つの事実に気がつきます。

「ヤバい、携帯をテーブルの上に置きっぱなしにして来ちゃった……」

 悪い予感は的中し、彼女(なんと、スーパーモデルのタイラ・バンクスが彼女役を務めています!)はドレイクの携帯をササっとチェックし、浮気の事実を確認。あとのストーリーはご自身で確かめて頂きたいのですが、彼女に責め立てられるドレイクの表情がとにかく最高。「昨日は私たちの記念日だったのに、あんたっては私に嘘をついて他の女と会ってたのね! しかも今日のディナーはチープなチェーン系レストランだし……!」と啖呵を切るタイラも最高です。ちなみにドレイク、もともとは役者として芸能界デビューを果たしており、『デグラッシ(Degrassi)』という学園ドラマの主役を務めたことでも有名で、演技はすでにお手の物。おヒマな方はこちらもディグって見てください。

 そんな彼の演技力がじっくり楽しめるのが、先日発表されたショートムービー型MV、「Please Forgive Me」。

 

 20分以上にもわたって紡がれるこのムービーは、『Views』から「One Dance」「Controlla」「Hype」などの楽曲をメインにフィーチャーし、インタールード的にカーティス・メイフィールドやフェラ・クティといったレジェンドたちの楽曲も差し込まれます。ムービー内で、ドレイクは謎めいたギャング団のメンバーを演じているのですが、その相方を務めるのが、現在、人気急上昇でトラヴィス・スコットやアルーナジョージ、ジェイミーXXらともコラボ済みのレゲエ・シンガー、ポップコーン。そもそも、「Controlla」のオリジナル・バージョンにはポップコーンのボーカルが使用されていたのです。しかし、『Views』にはポップコーンの声が除かれ、代わりにビーニ・マンの声をサンプリングしたバージョンが収録されることに。今回のムービーで、改めてしっかりポップコーンがフィーチャーされており何だか安心しました。

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