内田彩が“ハルカカナタ”のファンに届けた歌と言葉 “武道館前”最後のワンマンライブをレポート

内田彩、武道館前ラストワンマンレポート

 内田彩が6月26日、パシフィコ横浜国立大ホールにて『AYA UCHIDA LIVE TOUR 2016 ~a piece of colors~』のファイナル公演を行なった。

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 約1カ月前に行なわれたコンセプトライブ『内田彩 CONCEPT LIVE 【Bitter Kiss】/【Sweet Tears】』では、2月にリリースしたコンセプトアルバム『Bitter Kiss』『Sweet Tears』にちなんで、2公演でそれぞれのカラーを見せてくれた内田。8月13日には初となる武道館公演も決定し、デビューから1年半とは思えないリリースラッシュとともに、その勢いは加速するばかりだ。

 この日のライブは、宮崎京一(Gt.)、黒須克彦(Ba.)、村田一弘(Dr.)、櫻田泰啓(Key.)そしてバンマスの東タカゴー(Gt.)の5人をバックバンドに従え、アンコール含めた20曲を披露。序盤は「スニーカーフューチャーガール」「Breezin’」と疾走感のある楽曲で会場を盛り上げ、切なさを含んだポップロック「Sweet Rain」から、晴れやかな「Let it shine」、その勢いをさらにドライブさせる「Go! My Cruising!」、内田が「夏ですからね、熱いですから」と前置きし、ファンとともにタオルを振り回した「Growing Going」と、一気に駆け抜ける展開へ。

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 ここでいったんバンドメンバーは退場。一人ステージに残った内田は、「心細いよー!」と言いながら、ペンライトを手にした。そして「このツアーは『a piece of colors』ということで、いろんな色を各地で集めて、武道館への道のりを!」と宣言し、客席の色彩をコントロールしていく。赤と青のペンライトが煌いた「color station」、横浜のサンセットが屋内に表現された「オレンジ」、各地の色(仙台はずんだの緑、大阪は笑いから連想したオレンジ)を決め、横浜では夜景をイメージした紫が会場に広がった「Sweet Dreamer」を歌い上げた。その後のMCでは、「いつもみんなには綺麗な景色を見せてもらっているので、今日は私も一緒にその一員になってみたいと思って考案した」と振り返った。

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 「次の曲は黄色!」と宣言し、先日のコンセプトライブで振り付けを初めて披露したのは、カラフルなポップチューン「Party Hour Surprise!」。同曲をキュートに歌い踊ると、ピンク色が会場を包み込んだ「Floating Heart」を熱唱した。内田が「好きな色でいいからねー!」と叫んだ「Merry Go」では、ダンサブルな四つ打ちのビートとキュートな声に合わせ、5000人のペンライトが色鮮やかに点滅。楽曲の世界観を何倍にも膨らませていた。

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