>  > The Winking Owlにおける“歌”の存在感

1stフルアルバム『BLOOMING』インタビュー

The Winking Owl、バンドの個性を生み出すものとは?「Luizaが歌うことでサウンドが完成する」

関連タグ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 2015年11月にシングル『Open Up My Heart』でメジャーデビューを果たした男女4人組バンド、The Winking Owlがメジャー1stアルバム『BLOOMING』を完成させた。ルーマニアと日本のハーフという紅一点ボーカリストLuizaと、『Warped Tour』出演などアメリカでの音楽活動経験を持つギタリストYomaを中心に結成された彼らは、欧米のエモ/ポストハードコアの影響下にある洗練されたサウンドと、英詞と日本語詞を織り交ぜた親しみやすいボーカルが魅力で、昨年から急速に知名度を高めている。そんななか放たれる今作はそのタイトル通り、現在進行形で進化を続けるバンドの「今」が凝縮された、名刺代わりの1枚に仕上がった。リアルサウンド初登場となる今回のインタビューではバンド結成から「いちファンからメンバー」へと転身したユニークな経歴、このバンドならではの個性、そしてアルバム『BLOOMING』に込めた思いまで、じっくり話を聞いた。(西廣智一)

「出会いはエヴァネッセンスのコピーバンド」(Luiza)

──まず最初にThe Winking Owlはどのようにして結成され、現在のメンバーへとたどり着いたのか、教えていただけますか?

Luiza(Vo):もともとYomaさんと私は地元が一緒(群馬県高崎市)で、高校も一緒だったんです。で、高校時代にYomaさんが部長をやっていた軽音部に私が入って。年が2つ離れてるので、一緒だったのは本当に短い期間だったんですけど、そこでお互いに好きだったエヴァネッセンスのコピーバンドにYomaさんから誘ってもらって、それをきっかけに意気投合しました。

Yoma(G):当時僕は洋楽ロックが好きだったから、海外で本場のロックを学びたいと思うようになって。高校卒業から1年後にアメリカ留学したんです。アメリカでは、ハリウッドにある音楽学校で3年間勉強したりバンド活動をしたりしてたんですけど、帰国してからも現地でやっていたような女性ボーカルのエモ系バンドをやりたいなと思って。最初はネットを通じてメンバー募集してみたんですけど、そういえば身近にLuizaといういいボーカルがいたなと思い出して、高校卒業後は特に連絡は取ってなかったんですけど、ぜひ誘ってみようと思って声をかけました。

Luiza:私も高校卒業後、音楽の専門学校に行ったんですけど、「自分は歌に向いてないんじゃないか?」と挫折して半年で辞めてしまったんです。その後しばらく仕事をしてたんですけど、それでも「やっぱり歌の道を諦めきれない」と思ってもう一度東京の学校に進学して。ちょうどその頃にYomaさんが声をかけてくれて、「やってみようかな?」という軽い気持ちで引き受けたんです(笑)。それまで軽音部でコピーバンドの経験はあったけど、オリジナル曲による本格的なバンド活動は実はThe Winking Owlが初めてだったんですよ。

──そうだったんですね。Ranmaluさんはどういう経緯でバンドに加わったんですか?

Ranmalu(B):僕の地元は群馬寄りの埼玉で、学生時代は地元のライブハウスでバンド活動をしていて。The Winking Owlのことはいちファンとして観てたんです。で、たまたまThe Winking Owlの前任ベーシストが抜けることになったとき、自分がやってたバンドも解散してしまって。もともと僕はギタリストだったんですけど、ちょうど遊びでやってたバンドでベースを弾き始めた頃で、そのタイミングでYomaさんから「サポートでベース弾いてみない?」って声をかけてもらったのがきっかけです。

──そして最後にKenTさんが加わると。

KenT(Dr):僕は中学、高校といろんなバンドでサポートとしてドラムを叩いていて、パーマネントで参加するバンドはなかったんです。僕もThe Winking Owlはただのファンとしてライブを観ていて、中3ぐらいの頃にLuizaさんやYomaさんに話しかけたことがあったんですけど、Luizaさんは覚えてないみたいで(笑)。

Luiza:まったく覚えてない(笑)。

KenT:そんな縁もあって、昨年9月に正式加入させてもらって。初めてガッツリやれるバンドができた感じです。

──YomaさんとLuizaさんの出会いがThe Winking Owl結成のきっかけになるわけですが、RanmaluさんやKenTさんといったバンドのファンが後にメンバーとして加わるのはとてもユニークですよね。

Ranmalu:確かにそうですよね(笑)。僕もKenTももともとバンド活動をやっていたのが大きいとは思うけど……カッコ良く言うと、やっぱりThe Winking Owlの音楽に引き寄せられたのが一番大きいですよね。

KenT:逆にファンすぎて「次の新曲、どんなのだろう?」とか、まだファンからメンバーへのモードが切り替えきれてないこともたまにあって。そういうときは、スタッフから「もうちょっとメンバーとして責任感を持ってください!」って言われます(笑)。

──ちなみに皆さん、どういった音楽に影響を受けているんですか?

Luiza:私は小さい頃から家でいろんな流れていたのをきっかけに、洋楽のポップスに興味を持つようになって。中学時代はバックストリート・ボーイズやブリトニー・スピアーズが好きだったんですけど、同時に宇多田ヒカルさんやゲームの『ファイナルファンタジー』シリーズのサウンドトラックもよく聴いてました。

Yoma:僕は小6のときに父親の影響でギターを弾き始めて、その頃はディープ・パープルとかレッド・ツェッペリンとか70年代のロックをコピーしてました。中学に入るとより激しい音楽を求めるようになって、メタリカとか海外のヘヴィメタルを聴き漁って。高校の頃になるとロスト・プロフェッツとかラウド、エモ系のバンドも好きになりました。

Ranmalu:うちも父親がロカビリーのバンドをやっていたので、よくギターを弾かせてもらっていて。小学生の頃は父親に地元のライブハウスや『SUMMER SONIC』のような野外フェスにも連れていってもらいました。あと、母親が車の中でよくロッド・スチュアートとかバックストリート・ボーイズとかを聴いてたので、そのへんは記憶に残ってます。その後、父親のカセットコレクションから引っ張り出したザ・クラッシュやセックス・ピストルズを聴いて衝撃を受けて。それからはレッチリとか当時流行っていた洋楽バンドをよく聴いてました。

KenT:僕は物心つく前から、親が聴いてたSNAIL RAMPやMONGOL800、ミスフィッツが好きだったみたいです(笑)。で、小学校の頃にダンスを習い始めたんですけど、両親に連れていってもらったライブを観てドラムに興味を持って。それが小4の後半ぐらいで、その頃はTOTALFATやGOOD4NOTHINGみたいなメロディックパンクをよく聴いてました。で、小学校高学年のときにスリップノットと出会ってしまって(笑)。「これは悪い音楽だな」とすごくゾクゾクして、ハマっちゃったんです。そこからは高校までずっとラウドな音楽にドップリでした。

【5月10日公開】The Winking Owl – This Is How We Riot – Official Music Video

「The Winking Owl、バンドの個性を生み出すものとは?「Luizaが歌うことでサウンドが完成する」」のページです。>の最新ニュースで音楽シーンをもっと楽しく!「リアルサウンド」は、音楽とホンネで向き合う人たちのための、音楽・アーティスト情報、作品レビューの総合サイトです。

表示切替:スマートフォン版 | パソコン版