NEWS、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP……彼らがCMに起用されるポイントは?

 売れっ子タレントのひとつの指標として挙げられるのが、「CMへの出演」。今をときめくタレントを起用するケースはもちろん、CMから知名度を上げてブレイクしたタレントも多数存在するほどである。もちろん、ジャニーズの中でもCMで活躍するグループは少なくない。そこにはCMに起用される理由があるはずだが、どのような理由で彼らが起用されたのだろうか。いくつか例を挙げながら、その理由を考えてみたいと思う。

NEWS:ニッセン『touch n,』

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(C)タナカケンイチ

 20枚目のシングルに収録されている「Touch」がタイアップソングになっている、ニッセン『touch n,』CMに出演しているNEWS。“触れたい”という言葉をキーワードに、彼女目線のカメラワークが話題となっているCMだ。思わず妄想に火がついてしまうような構成で、ファンならあれこれ想像してしまうのではないだろうか。ニッセンは30〜40代をメインターゲットとしていると言われており、“やや年齢が高めの女性が利用する洋服の通販”という認識が強かったように思う。しかし、20〜30代に人気のNEWSを起用してファンが思わず飛びついてしまうCMを作ることで、ターゲット層を20〜30代へ広げていくことを狙ったのではないだろうか。さらに「爽やかな好青年」のイメージが強いNEWSのイメージと、ニッセンのクリーンなイメージがマッチしているのもポイントのひとつと言えよう。

関ジャニ∞:大塚製薬『オロナミンCドリンク』

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(C)タナカケンイチ

 「何があっても、前へ。」をキャッチコピーに、関ジャニ∞の7人が扮する家族のドタバタ劇が繰り広げられている今回のCM。元々は30〜50代のサラリーマンがメインターゲット層だったオロナミンCだが、清涼飲料水としても飲まれるようになり、より幅広い年齡がターゲットとなった。関ジャニ∞が起用された理由として考えられるのは、商品のキャッチコピー「元気ハツラツ」との親和性の高さだと思う。ジャニーズの中でも元気推しをしているグループである関ジャニ∞にピッタリである。しかも、関ジャニ∞はジャニーズの中でも演出面でのNGが少ないグループだ。女装やコントもなんなくこなす彼らをイメージキャラクターとすることで、CM演出の幅も広げることができるのではないだろうか。さらに、昨年には働く女性向けの商品・広告も展開されており、関ジャニ∞のファン層にアプローチできるのも起用理由のひとつだと思う。

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