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映像音楽における「転調」は、ポップスの「転調」とどう違う? 人気アニメ『Free!』などを例に解説

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 音楽には「転調」という言葉がある。ただし、映画、テレビドラマ、アニメーション、アニメーション映画などの「劇が存在する映像作品」で流れる背景音楽、いわゆる『劇伴』の転調は、ポップスに使われている転調とは違った意味を持っている。今回はそんな「劇伴における転調」に焦点を当て、解説していきたい。

 音楽全般における「転調」とは、その名の通り「曲の途中でキーを変えること」であり、「各音の相対的な音程関係を変えずに別の高さに移す」ことや、「旋法の種類を変える」ということ。分かりやすい例として、ピティナ ピアノ曲事典(http://www.piano.or.jp/enc/pieces/1284/)の「モーツァルト/ピアノ・ソナタ第11番イ長調(トルコ行進曲付き) 第3楽章」(https://www.youtube.com/watch?v=SE0blG42YTU)を元に解説すると、楽曲はa-mollで始まるが、42秒の部分で一旦同主調のA-durに転調するといったものだ。

 しかし、劇伴の「転調」は、キーに関係なく「音楽の雰囲気を変える」ことも一つの定義とされている。たとえば「田舎の一軒家、真夏に窓を開けて家の中でごろごろしていたら、 いきなり蛇が入ってきて大騒ぎ」というシチュエーションに音楽をつけるとすると、ごろごろしているシーンは穏やかな曲をつけるが、家の中に入ってきた蛇を見つけた瞬間に「緊迫したものや驚いたようなもの」などに変えるのが一般的だろう。この変わり目が映像音楽における「転調」であり、多くの場合は、この音楽の変わり目に「アクセント」となる音楽や効果音がつくことが少なくない。

      

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