TOKIO 城島、NEWS 手越、ジャニーズWEST 中間……日テレが築いた「ジャニーズイジり」とは

NEWS、KAT-TUNの人数の増減をイジる

 3月末でメンバーが脱退したことにより、3人でのツアーと5月からグループとしての活動を充電すると発表したKAT-TUNの亀梨和也。有吉弘行から「充電明けたらさらにパワーアップした5人に…」というボケに「人数は3人です」とすかさずツッコみ、笑いに変えた。

 また、新メンバーの加入なども可能性としてはアリという発言も。「6人から3人になってるわけですから」と前向きな姿勢を見せた。同じくグループの人数が減った経験のあるNEWSも「非常に気持がわかる」(加藤)、「僕らは9人から4人なんですよ」(手越)と援護。続けて、笑点メンバーが「こっちは、(メンバーが高齢で)いつ死ぬかわからない」と自虐ネタを披露し、盛り上がった。

TOKIO城島の昭和テイストをイジる

 KAT-TUN、NEWSの人数イジりを受けて、「TOKIOの中からKAT-TUNに入れるとしたら誰がいいか」という話題に発展。自分の名前が出るのではと期待する城島に注目が集まった。

 前のめりになるも亀梨の答えは「やっぱ長瀬くん」。がっかりする城島だったが、NEWSにも聞くことになり、再び前のめりに。加藤が「NEWSはヤンチャなメンバーばかりなので、まとめてくれるようなリーダーがほしい…」と、あおる。“リーダー城島”と呼ばれるだけあり、期待が高まるも「国分太一くん」という答えにがっかり。苦虫を噛みつぶしたような顔芸を披露し、MCから「あんたは昭和の喜劇王か」とイジられた。

 話は進み「ジャニーズの尊敬している先輩は?」という質問に再度、城島に注目が集まる。今度こそ自分ではないかと感じる城島。しかし後輩たちの口から出てきた答えは、嵐の櫻井翔、V6の井ノ原快彦、近藤真彦と、肩すかしをくらう城島の反応は、まるでコントのよう。

 すると亀梨が「みんなわかってない。何が必要ってリーダーの存在がどんだけ大きいかですよ」と、切り出す。今度こそ自分だと確信した城島。亀梨の言葉に、ハンカチを取り出し目頭をおさえる。そして、亀梨から出てきた「リーダー大野(智)くんです」の言葉に、「Oh,No(オーノー)」とリアクション。「昭和の番組かと思われる」とMCに突っ込まれ、見事にオチを務めた。

 以前、『ザ!鉄腕!DASH!!』の台本は必要最低限の進行のみで、ほとんどがメンバーのアドリブだという話が話題になったことがある。日本テレビの番組は、そうしたジャニーズメンバーのやりたいこと、それぞれの個性を認め、共に番組を作っていくというスタンスが軸になっているように思う。そうした信頼関係があってこそできるのが「ジャニーズイジり」。これからも、どんどん彼らをイジり、おいしい場面をたくさん見せてくれることを期待している。

(文=佐藤結衣)

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