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『Everything Is 4』インタビュー

ジェイソン・デルーロを4つの“ルーロ”から紐解く 「僕の曲作りは、すごく実験的なんだ」

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 全米3位を記録した「Talk Dirty」やクネクネ踊る動画がバイラルメディアでも拡散された「Wiggle」、さらに「Marry Me」(邦題「マリー・ミー~ただひとりの君へ」)に「Trumpets」など、2013年9月リリースの前作『Tattoos On My Heart』からのヒットがラジオを席巻しまくったのも記憶に鮮明ななか、ジェイソン・デルーロが約1年9カ月ぶりとなる4作目のアルバム『Everything Is 4』をリリースした。

 今年3月に発売となった先行シングル「Want to Want Me」は、80年代を彷彿させるレトロなサウンド・プロダクションを採用したポップ・ナンバーでヒットを記録。米ラジオ局のフォーマットのひとつである「TOP40」ステーションにおいて、1週間で最もオンエア数が増加した局数で、今までジャスティン・ティンバーレイクが持っていた最多記録126局を上回る、156のラジオ局で週間オンエア増加数1位を獲得という大記録を達成している。

「Want To Want Me」/Jason Derulo

 そこで、6月10日に発売されたばかりの本作、そして、ジェイソン・デルーロにまつわる“エブリシング”をより深く理解するため、アルバム・タイトルにちなんで〈4つのポイント〉に注目してみよう。

1.〈まずはジェイソン・デルーロを“知ルーロ”〉

 1989年アメリカ・フロリダ出身のジェイソンは、2006年にニューヨークのアポロ・シアターのアマチュア・コンテストでシーズン優勝を飾り、大物プロデューサー、ジョナサン“J.R.”ロテムがワーナー傘下に新設したレーベル〈ベルーガ・ハイツ〉と契約。デビュー・シングル「Whatcha Say」(邦題「ワッチャ・セイ、僕のせい」)がビルボード・シングル・チャートでいきなりの1位を記録すると、500万超えというデジタル・ダウンロード売り上げを叩き出した。

「Whatcha Say」/Jason Derulo

 勢いはそのままに、「In My Head」(全米5位)、「Ridin' Solo」(全米9位)と3曲連続トップ10入りという快挙を達成。満を持して放たれた、自身の名を冠した2010年のデビュー・アルバム『Jason Derulo』も全世界でヒットする。翌2011年9月にはセカンド・アルバム『Future History』を発表し、同作からのファースト・シングル「Don't Wanna Go Home」は全英初登場1位を獲得、シンデレラボーイの名をほしいままにしたことは、実に記憶に新しい。

「僕の曲作りは、すごく実験的なんだ。なんでもトライする。スタジオでの僕はふざけててクレイジーで、80'sのヴァイブも自然に出てきたものなんだ。新作には、そんな80'sの雰囲気がある曲が何曲も入っているよ。80年代のシンセを使った生演奏で、それがサウンドにまったく新しい新鮮さをもたらしているんじゃないなかな」

「Talk Dirty feat. 2 Chainz」/Jason Derulo

 ジェイソンがこれだけヒットに恵まれる背景には、その時代時代の潮流を見逃さないことも大きな要因と言えるが、「Don't Wanna Go Home」におけるロビン・S「Show Me Love」サンプリングや、「Talk Dirty」のバルカン・ビート・ボックス「Hermetico」使いなど、ジャンル・世代を超えた架け橋になっていることも一役買っていると言えるだろう。

2.〈骨折しても“歌って踊れルーロ”〉

 ポップでメロウな甘く染み渡る天性の歌声、圧倒的なリズム&メロディ。それに加え、ダンスもハイレベルなジェイソンは“歌って踊れる”アーティストとしても広く知られている。2012年春、世界ツアーのリハーサル中に首の骨を折る大怪我を負い、ツアーの中止と長期入院を余儀なくされてしまという不幸に見舞われたが、長いリハビリの末に復帰。『Tattoos On My Heart』からの先行シングルとしてリリースされた「The Other Side」のミュージックビデオでは、三点倒立ならぬ、まさかの“首倒立”を取り入れたダンスを披露、完全復活を世界中のファンにアピールした。

 また、新作の発売と前後して、この6月からはアメリカで05年から放送されている人気ダンス・オーディション番組「SO YOU THINK YOU CAN DANCE」(『アメリカン・ダンスアイドル』)のレギュラー審査員も務めており、オーディションを通じ、様々なエンターテイナーたちと出会うことで、自身の踊りにもいい刺激を受けているようだ。

     
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