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卒業発表のSKE48松井玲奈 グループに残した功績と、今後期待される活動は?

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香月孝史
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 SKE48の松井玲奈が、6月10日の深夜より放送されたラジオ番組『AKB48のオールナイトニッポン~緊急特番!今夜、松井玲奈から重大発表SP~』(ニッポン放送)にて、8月末でグループを卒業することを発表した。

 松井は卒業について「SKE48に入った理由は、役者になりたいという夢があったから。SKE48にいながらでも出来なくはないけど、外の気持ちを知らないから」とコメントしており、自身がより女優・タレントとして邁進するための前向きな卒業であることを強調している。松井は2008年のSKE48結成時に同グループの1期生として加入。同期の松井珠理奈とともにセンターを務め、グループを牽引するかたわら、乃木坂46との交換留学では、ライバルグループに先輩としてアイドルの心得を教えていた。また、彼女は数々のドラマへ出演したほか、2014年には映画『gift』で遠藤憲一とW主演するなど、女優としての才覚を発揮する一方、バラエティ番組『笑神様は突然に…』(日本テレビ系)では鉄道好きキャラとして人気を博すなど、個人としても活躍を続けていた。

 彼女がグループに在籍した7年間で、SKE48と乃木坂46に残したものとはなんだったのだろうか。『「アイドル」の読み方: 混乱する「語り」を問う』の著者であり、AKB48グループに詳しいライターの香月孝史氏はこう語る。

「SKE48は、創設当初より注目を集め活発なキャラクターだった松井珠理奈さんをセンターに据え、松井玲奈さんは後ろのポジションから次第にセンターへとのし上がり、“W松井”と称されるようになりました。長らくグループを引っ張る中心メンバーではありますが、AKB48の高橋みなみさんのように言葉で強く鼓舞するタイプというよりは、落ち着いた視点を備え、背中でグループを牽引するタイプのメンバーかと思います。それは先日兼任期間が終了した、乃木坂46での活動にもあてはまります。彼女はまだライブ経験の浅い乃木坂46のメンバーたちをパフォーマンス面で大きく引っ張り上げ、グループに強い影響を与えました。特にライブの機会が増えていた昨年の乃木坂46にとって、学ぶところは大きかったはずです」

 近年では『41thシングル選抜総選挙』への不出馬を表明したりと、先のキャリアを見据えた活動も目立っていた。

「SKE48は、先日の選抜総選挙でもランクインメンバー数が全グループ中トップになるなど、総選挙のような48グループ内で勢力争いをする時の瞬発力の高さには定評がありますが、この強みは一方で、ファンもメンバーも『48グループの内側ばかりに視野が限定されてしまう』という傾向と裏表です。その中にあって松井玲奈さんは、少しずつ片足をグループの外に置くようなスタンスを見せてきたと思います。それは、ともすれば48という組織内で爪あとを残すことが絶対の目的になりがちなグループの空気を相対化し、グループの中心にいながらも卒業後のキャリアへの準備をしてみせているようでした。48グループの外に広い世界があり、いつかは皆そこに出ていくのだということを、自身のスタンスで示してみせた。この点では、現在のAKB48・小嶋陽菜さんに近いものがありますね」

     
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