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1月3日、4日『新春日本武道館公演』レポート

エレファントカシマシ新春武道館ライヴに見た、新しき音楽世界

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岡本貴之
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 昨年末から今年にかけて、the telephonesとThe SALOVERSといった若手バンドの活動休止の発表が相次ぎ、若い音楽ファンにとってはショックが大きい年末年始となったが、一方でサザンオールスターズ、DREAMS COME TRUEがカウントダウンライブで大観衆を集めてさすがの人気ぶりを見せるなど、ベテランバンドの安定した活躍が目立つ。1月3日、4日の2日間にわたり『新春日本武道館公演』をおこなったエレファントカシマシもそうしたベテランバンドのひとつだ。

 25周年を迎えさらに精力的な活動を続けるエレカシ。武道館公演では、バンドの演奏クオリティの高さと放出されるエネルギーの強烈さで、時に優しく時に傍若無人に観る者をグイグイ引っ張りながら3時間超、あらゆる時代からチョイスされたセットリストで初日は34曲、2日目には37曲を演奏。日本中から駆け付けたであろうファンを大満足させた。そして、それは現在のエレカシが2つの音楽的世界観を確立していることが良くわかるライヴとなっていた。

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 そのひとつが、デビュー当時から不動のメンバー、宮本浩次(Vo.G)石森敏行(G)高緑成治(B)冨永義之(Dr)にサポートメンバーでありプロデューサーでもある蔦谷好位置(Key,Cho)とヒラマミキオ(G)を加えたシンプルかつタイトなバンドサウンド。古くからのファンにとっては4人でエレファントカシマシという思い入れはもちろん強いだろうが、現在のライヴにおいては蔦谷・ヒラマの2人を含めてのステージが定着している。「ファイティングマン」「悲しみの果て」「ガストロンジャー」「花男」「待つ男」などに代表されるストレートで武骨な音は彼らが加わることでより強度を増し、感情表現豊かな宮本のボーカルと共に、ライヴで披露されるたびに常に新鮮な興奮を与えてくれる。熟成されるどころかスパッと斬れば真っ赤な血が噴き出しそうな生々しく脈を打つバンド・サウンドこそがエレカシの魅力だ。

     
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